海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
趣里さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)で、スズ子(趣里さん)の梅丸少女歌劇団(USK)の同期・桜庭和希を演じる片山友希さん。第13回(10月18日放送)では、劇団をやめようとしていた和希がスズ子と本音でぶつかり合う場面を演じ、SNSで「神回」と話題を呼んだ。
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和希は、不器用だが頑張り屋で真面目な性格。貧しい家庭で家業を手伝いながら練習に励むが、ポジションが同じ後輩の秋山美月(伊原六花さん)に実力で追い抜かれ、悩みを抱えているという役どころだ。
1996年生まれ、京都府出身の片山さんは、2016年後期の朝ドラ「べっぴんさん」に出演していた。今作が2作目の朝ドラ出演だが、「和希のいらだちや焦りは、私が18、19歳のときに仕事がうまくいかず感じていた気持ちに似ていて共感できます」と語る。
「(和希は)心が揺れ動く不安定な感じが魅力だと思うので、そこを大事に演じるように心がけています。これから和希が、次第に秋山とコミュニケーションをとれるようになっていく過程も、自分自身がお芝居でいろんな現場に行かせてもらい、だんだん人の意見を聞けるようになっていったのと似ています。和希は秋山の才能を認めることで自分のことも認められるようになったんだと感じます」と語った。
劇中では本格的なレビューシーンが描かれ、蒼井優さんや伊原六花さんらキャスト陣の圧巻のダンスパフォーマンスもたびたび話題になっている。USKのモデルとなったOSK日本歌劇団が全面協力し、現役の男役スター・翼和希さんが橘アオイ役を演じているほか、実際の劇団員が30人ほどレビューシーンに参加しているという。
そんなステージシーンについて、片山さんは「ダンスはOSK日本歌劇団の皆さんに1から10まで丁寧に教えていただきましたが、私より教える側の皆さんのほうが大変だったんじゃないかと思います。私の大変なことといえば筋肉痛ぐらいです(笑い)」と振り返る。
「歌劇シーンの撮影は、テンションが上がってとても楽しかったです! ハットのかぶり方やステッキの持ち方など、男役としてかっこよく見えるコツもOSKの皆さんにご指導いただきました」と明かした。
また、和希を演じることで改めて、「一人では成長できないんだと強く思った」といい、「和希としても、リリー(清水くるみさん)にズバッと言われたら『なんでこんなこと言われなあかんの!?』って思いますが、その一言があるから心が動かされるんです。だから私は、リリーのセリフが好きなんです」と話す。
そして、「『ブギウギ』ではそういった『相手がいる』ということが大切に描かれていると感じました。それぞれがそれぞれに支えられていて頑張る姿が描かれています。葛藤しながら自分と向き合って成長していく登場人物たちをぜひ楽しんでください」とアピールした。
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