らんまん:丈之助「俺を嫁さんにしてくれ!」 寿恵子と“オタク論争”勃発 「丈之助の叫びは視聴者の叫び」

NHK連続テレビ小説「らんまん」第56回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「らんまん」第56回の一場面(C)NHK

 神木隆之介さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第56回が、6月19日に放送された。万太郎(神木さん)と寿恵子(浜辺美波さん)の思いが通じ合うシーンで、首を突っ込んできた丈之助(山脇辰哉さん)の言動が、視聴者の注目を集めた。

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 ドレス姿で十徳長屋に姿を現した寿恵子。万太郎は部屋に招き入れると、「わしは寿恵子さんを好きながです! どうしようもなく。理屈じゃないき。寿恵子さんに会えるとその……うれしい! あなたがわしのそばにおってくれたら、どんなことでも成し遂げられる! わしと生きてください!」と伝える。

 すると、隣に住む丈之助がひょこっと顔を出し「それって万ちゃんの都合だよね。お寿恵ちゃん、よ~く考えた方がいいって。万ちゃん、自分の都合のためについてきてくれって言ってるよ」とアドバイスする。

 それでも寿恵子は「私、あなたが好きなんです」と万太郎への思いを明かすと「馬琴先生の『八犬伝』は 全98巻、106冊です。先生は、目が見えなくなられた後も最後は口伝えで完結させたんです! だからこそ『八犬伝』は傑作なんです!」と語り始める。

 丈之助は「馬琴なんて古くさいよ。子供の頃、いつまでも蔵の中で読んでた。あの面白さは忘れられない! でも、それじゃあ日本人はいつまでも世界には通用しないんだよ! 愛着があるからこそ引きはがして捨て去らなきゃ! これから新しい作家たちがどんどん出てくる! 馬琴を葬り去るために!」と反論する。

 寿恵子は「それでも消えません! たとえ、作者が亡くなったとしても完結した物語は消えないんです。100年たっても消えやしない。完結した物語は生き続ける。でも、完結してなきゃダメなんです! 完結して全部がそこにあるからこそ、人は読みたいと思うんです」と“馬琴愛”を語る。

 そして、「だから、槙野さん。日本中、全ての草花が載った図鑑、そんなものができたなら見てみたい。その図鑑は100年たっても色あせない! 必ず、やり遂げてください」と伝えた。

 興奮した丈之助は「お寿恵ちゃん男前! 俺を嫁さんにしてくれ!」と口走るが、寿恵子は「ダメです! だって私は、万太郎さんのものですから」と顔を赤くする。

 丈之助は長屋を飛び出し「あ~もう! 小説に書いてやる! みんな~! 牛鍋屋行くぞ! 万ちゃんのおごりで!」と絶叫した。

 SNSでは「寿恵子と丈之助のオタク論争もよかった」「丈之助さんほんと面白い。一番好き」「「『俺を嫁さんにしてくれ!』は草」「丈之助の叫びは視聴者の叫び」といったコメントが寄せられている。

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