俳優の古川雄大さんが、よしながふみさんの人気マンガを実写化したNHKの「ドラマ10『大奥』」(総合、火曜午後10時)のシーズン2「幕末編」に出演することが明らかになった。最後の大奥総取締・瀧山を演じる古川さんは「シーズン1を一ドラマファンとして拝見していたので、よしながふみさんの原作で描かれる人間ドラマに強い感銘を受け、今作に出演できる喜びを心から感じております」と話している。
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瀧山は元は芳町の陰間で、美しく整った容姿をしている。年季明けは学問に励み、自分のやりたい事が自由にできるようになる日を夢見ていたところ、阿部正弘(瀧内公美さん)に見いだされ、将軍・家定(愛希れいかさん)に仕えるため大奥入りする。持ち前の器量と権勢を発揮し、大奥の男たちを束ねていく。
古川さんは瀧山について「瀧山は身を売られた過去を持つも、運命的な出会いによってその後、大奥総取締まで上り詰めた頭脳明晰で武術に長けた男です。人を見抜く厳しい目を持ちますが、自分が認めた人物にはとことん愛情を注ぎ、天然で少し可愛らしい面もあります」と語る。
また「原作において重要な役割を担う瀧山という役に向き合うにあたり、スタッフの皆様にたくさん話し合いの時間をかけていただきました」と明かしていて、「撮影までのすべての工程を綿密に、そして高い熱量で推し進めていく『大奥』チームに、改めて身が引き締まる思いでおります。時代劇でありながら現代にも通ずる問題が描かれているのも大きな見どころの一つです。魅力あふれる瀧山を丁寧に演じ、皆様の心に響く作品になりますよう精進して参ります。ご期待ください」とアピールした。
「大奥」は、若い男性のみに感染する奇病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」の影響で、男性の人口が女性の4分の1に激減した江戸時代、将軍職は女性へと引き継がれ、大奥は「美男3000人」と称される男の世界に……というパラレルワールドが舞台の時代劇。
シーズン2は今年秋にスタートする。
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