海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)。11月20日放送の44回「審判の日」では、小栗さん演じる主人公・北条義時が「ここからは修羅の道だ」と宣言するシーンが注目を集めた。
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第44回では、後鳥羽上皇(尾上松也さん)の計らいにより、右大臣に叙されることとなった源実朝(柿澤勇人さん)。政子(小池栄子さん)が愛息の栄達を喜ぶ中、鎌倉殿への野心に燃える公暁(寛一郎さん)は三浦義村(山本耕史さん)のもとを訪れ、鶴岡八幡宮で執り行われる拝賀式で「実朝を討つ」と宣言する。
一方、義時は、三浦館の動きに胸騒ぎを覚える泰時(坂口健太郎さん)から相談され、義村に「公暁が実朝を襲おうとしているのではないか」と事の真相を確かめる。しらばっくれる義村のウソを見抜いた義時は、源仲章(生田斗真さん)に「何かがあっては遅い」と拝賀式の中止を進言するも、仲章は口出し無用とばかりにはねつける。
その席で、実朝から「ゆくゆくは御所を西(京)に移すつもりだ」と聞かされ、愕然(がくぜん)とする義時。京(朝廷)になびく実朝と、「坂東武者の世を作るため」鬼と化してきた義時は、幕府の在り方について、これまでも相いれない部分があったが、この実朝の“鎌倉を捨てる”発言は決定打となってしまう。
怒りに震える義時は、やがて自身の守り神とされる戌神(像)と時房(瀬戸康史さん)を前にし、こう口にする。「お前だけには伝えておく。ここからは修羅の道だ。付き合ってくれるな」と――。
拝賀式の最中、公暁が実朝を亡き者にしようとしていることを、義時は時房に教えるが、時房にはあえて「余計なことはするな」と言い聞かせる。ここで「もはや、愛想は尽きた」とため息交じりに笑う義時。続けて「あの方は鎌倉を捨て、武家の都を別の所に移そうと考えておられる。そんな人に鎌倉殿を続けさせるわけにはいかん。断じて」と事実上の“見殺し”を宣言するのだった。
SNSには「修羅の道に足を踏み入れる小四郎」「小四郎から修羅の道に誘われるトキューサ」「完全に暗黒面に落ちたか義時…」「義時、完全暗黒化」「真っ黒クロ義時」「ついに義時が暗黒化してしまった…。いや、黒義時だったんですけど、さらに黒くなって…」などといった感想が書き込まれた。
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