北川景子:二宮和也と初共演 11年間帰りを待ち続ける妻役 映画「ラーゲリより愛を込めて」

映画「ラーゲリより愛を込めて」のティザービジュアル(C)2022『ラーゲリより愛を込めて』製作委員会(C)1989清水香子
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映画「ラーゲリより愛を込めて」のティザービジュアル(C)2022『ラーゲリより愛を込めて』製作委員会(C)1989清水香子

 女優の北川景子さんが、二宮和也さん主演の映画「ラーゲリより愛を込めて」(瀬々敬久監督、12月9日公開)に出演することが5月30日、発表された。北川さんは、二宮さんとは初共演で、主人公・山本幡男(二宮さん)の妻・モジミを演じる。

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 モジミは、第二次世界大戦中に家族と共にハルビンで過ごしていたが、空襲により幡男と「日本で落ち合おう」と約束して離ればなれに。しかし、幡男はシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留され、生存状況が分からなくなる。愛する夫を、幼い4人の子供たちと11年間待ち続けた実在の女性だ。

 北川さんは「子供が4人もいる戦後の生活は決して楽ではなかったと思いますが、持ち前の明るさと大らかさで、教員の仕事もこなし、家事(苦手だったようですが)も義母の助けを得ながら一生懸命にやられていたそうです。なんて前向きで、強い人なのだろう、私も同じ状況で同じようにポジティブに考えられるだろうか? 家庭と仕事の両立で切羽詰まっていた私には目からうろこの明るさでした」と話す。

 初共演の二宮さんについては「お会いした日からもう幡男さんでした。ああ、モジミさんはこの人を愛したのだなと、二宮さんを見て理解しました。そういう意味では役作りには苦労しませんでした」とコメント。さらに「主演の二宮さんと、二宮さんの周りの男性陣がとんでもなく魂を燃やして、命を削って演じられている姿を早く皆様に見ていただきたいです」とアピールした。

 「ラーゲリより愛を込めて」は、第二次世界大戦終了後、60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留され捕虜となるも、生きることへの希望を捨てなかった実在の人物・山本幡男が主人公。日本にいる妻や4人の子供と一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、帰国(ダモイ)の日が近づいていると感じていたが、彼の体は病におかされていた……というストーリー。

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