有村架純:コロナ禍で葛藤も 主演作が「背中押せれば」

映画「前科者」(岸善幸監督、1月28日公開)の公開直前舞台あいさつに登場した有村架純さん
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映画「前科者」(岸善幸監督、1月28日公開)の公開直前舞台あいさつに登場した有村架純さん

 女優の有村架純さんが1月20日、東京都内で開催された主演映画「前科者」(岸善幸監督、1月28日公開)の公開直前舞台あいさつに登場。1年前に撮影したという今作を振り返り、有村さんは「一刻も早く、この世の中に起こっていることが収束できるよう祈りながら、この作品を撮影していました。なかなか、そういうわけにもいかず……ですがこの作品を見て、一筋の光を感じられるような、背中を押せるような作品になっていれば」と思いを明かした。

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 また、映画の感想を聞かれた有村さんは、「私の中で、この作品を消化しきれていない部分はある。被害者とは? 加害者とは? 人とは? 本当にさまざまなことを考えさせられる作品になりました。この作品を見てもきっと正解は分からない。正解はないのかもしれないですけど、人と人とが寄り添うことは、自分にもできることの一歩なのかなと思います。こういった世の中だからこそ、助け合うこと、寄り添うこと、許し合うことが必要になってくるのかな、と。それがこの作品の中で一つのメッセージとして皆様に届けることができたらうれしいです」とアピールした。

 イベントには森田剛さん、磯村勇斗さん、石橋静河さんも出席した。

 映画は、マンガ誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中の同名マンガが原作。映画は、罪を犯した前科者の更生、社会復帰を目指し奮闘する保護司を描く。有村さん、森田さん、磯村さん、石橋さんのほか、リリー・フランキーさん、木村多江さんらが出演する。11月20日からWOWOWで「WOWOWオリジナルドラマ 前科者 -新米保護司・阿川佳代-」と題し、映画よりも前の年代を舞台にしたドラマも放送・配信されている。有村さんは保護司の阿川佳代を演じた。

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