7月23日に開幕した東京オリンピックも、いよいよ閉幕を迎える。日本は金が27、銀が14、銅が17と計58個を獲得。今大会で話題となったトピックスを2回に分けて振り返る。
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まずは、7月23日に国立競技場(東京都新宿区)で開かれた開会式。各国選手団の入場曲に、「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」「ファイナルファンタジー(FF)」「モンスターハンター(モンハン)」といった日本の人気ゲームの曲が使われ、話題となった。国名のプラカードはマンガの吹き出しをモチーフにしており、ゲームやマンガといった日本を代表するカルチャーを前面に押し出した演出だった。開会式の生中継番組は、平均視聴率(世帯)56.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。
本格的に競技を開始した24日では、柔道男子60キロ級の高藤直寿選手が今大会で日本初となる金メダルを獲得した。同大会を中継したNHKの番組は平均視聴率(世帯)が24.2%だった。
25日、スケートボード男子ストリートで堀米雄斗選手が金メダルを獲得。同試合を中継したNHKの番組で、「鬼やばい」「やばい技ばっかっすよ」「ハンパねえ」といったカジュアルな言葉を使って競技の魅力を伝えたプロスケートボーダーの瀬尻稜さんの解説が、SNSを中心に話題となった。この日は、柔道男子66キロ級の阿部一二三選手と、一二三選手の妹で柔道女子52キロ級の阿部詩選手が兄妹そろって金メダルを獲得した。競泳の大橋悠依選手も女子400メートル個人メドレーで金メダルを獲得。今大会競泳初の金メダルとなった。
26日、スケートボード・女子ストリートで西矢椛(もみじ)選手が金メダルを獲得。西矢選手が試合後のインタビューで、同大会で銅メダルを獲得した中山楓奈(ふうな)選手と競技中に「ラスカルの話をしてました」と明かし、SNSでは名作アニメ「あらいぐまラスカル」のことではないかと推測する声が上がり、話題となった。同日は、卓球混合ダブルスで水谷隼選手と伊藤美誠選手が優勝。フジテレビ系で中継された番組の平均視聴率(世帯)は24.6%をマーク。柔道男子73キロ級の大野将平選手は2連覇を達成し、話題となった。
27日、ソフトボール女子日本代表が13年ぶりに優勝を果たした。6回裏、米国のアマンダ・チデスター選手の強烈なライナーを、サードの山本優選手がグラブに当て、浮いた球を山本選手の後方に回り込んでいたショートの渥美万奈選手がそのままキャッチ。すぐさま、2塁へ送球し、飛び出したランナーをアウトにした“神ゲッツー”がSNSで話題に。また、レスリング五輪金メダリストの吉田沙保里さんが自身のツイッターで「金メダルおめでとう すごすぎるー!」と祝福し、話題となった。柔道男子81キロ級の永瀬貴規選手も金メダルに輝いた。
28日、競泳の大橋悠依選手が、大会3日目の女子400メートル個人メドレーに続き、女子200メートル個人メドレーで金メダルを獲得。さらに、体操・男子個人総合で橋本大輝選手、柔道女子70キロ級で新井千鶴選手も金メダルに輝いた。
29日、柔道男子100キロ級のウルフ アロン選手、女子78キロ級の濱田尚里(しょうり)選手がそれぞれ金メダルを獲得した。
30日、柔道女子78キロ超級の素根輝(あきら)選手が金メダルに輝いた。フェンシング・男子エペ団体でも日本が優勝。フェンシング協会会長を務める武井壮さんも喜びのコメントを寄せた。
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