7月23日に開幕した東京オリンピック。興奮と感動に沸いた今大会がいよいよ閉会式のみとなった。全競技を終えて、日本は金が27、銀が14、銅が17と計58個を獲得。今大会で話題となったトピックスを2回に分けて振り返る。
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8月3日、体操の橋本大輝選手が個人総合に続き、種目別・鉄棒も金メダルを獲得。ボクシング女子フェザー級で入江聖奈選手が優勝を果たした。体操の鉄棒を中継したNHKの番組は平均視聴率(世帯)が21.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
4日、スケートボード女子パークで四十住(よそずみ)さくら選手が金メダルを手にした。岡本碧優(みすぐ)選手が競技中に転倒。競技を終えた岡本選手を他の選手がハグしたり、抱え上げたりして健闘をたたえ合う場面があり、SNSでは「東京オリンピック一の感動シーンになった」と、感動の声が多数上がり、話題となった。また、12歳の開心那(ひらき・ここな)選手が銀メダルとなり、日本で史上最年少のメダリストとなった。
同日、レスリング女子62キロ級の川井友香子選手が金メダルを獲得。5日、友香子選手の姉でレスリング女子57キロ級の川井梨紗子選手も優勝し、レスリング初の姉妹そろっての金メダルとなった。
6日、レスリング女子53キロ級の向田真優選手が金メダルに輝き、空手男子形の喜友名諒選手も金メダルを獲得した。7日には、野球日本代表が優勝。正式種目採用後初の金メダルとなり、終盤のクライマックスに。さらに、レスリング男子フリースタイル65キロ級で乙黒拓斗選手、レスリング女子50キロ級の須崎(すさき)優衣選手もそれぞれ金メダルを獲得。8日は、金メダルはなかったものの、バスケットボール女子、自転車トラック女子オムニアムの梶原悠未選手がともに日本女子として初の銀メダルを獲得し、最後まで盛り上がった。
実に27個と史上最多となった金メダルを競技別に振り返ってみると、最多は柔道の9個で、続くのがレスリングの5個と、従来から層の厚さに定評のある両競技での活躍が目立つ。一方、新競技のスケートボードで金メダルを3個獲得。五輪後もスケボーが盛り上がりそうだ。
閉会式は8日午後8時からで、NHK総合で午後7時58分から中継。前回のリオ五輪では当時の安倍晋三首相がマリオに扮(ふん)して話題を呼んでおり、熱い戦いが繰り広げられた2週間の締めくくりを楽しむとともに、2024年のパリ五輪につながるパフォーマンスにも期待したい。
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