宮世琉弥:注目のネクストブレーク俳優 目標は中村倫也 「珈琲いかがでしょう」ぼっちゃん役は「プレッシャー」

連続ドラマ「珈琲いかがでしょう」に出演する宮世琉弥さん(C)「珈琲いかがでしょう」製作委員会
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連続ドラマ「珈琲いかがでしょう」に出演する宮世琉弥さん(C)「珈琲いかがでしょう」製作委員会

 俳優の中村倫也さん主演の連続ドラマ「珈琲(コーヒー)いかがでしょう」(テレビ東京系、月曜午後11時6分)に出演する俳優の宮世琉弥(りゅうび)さん(17)。ドラマ後半のキーパーソンである、暴力団組長の三代目・ぼっちゃん役での出演について、「すっごいプレッシャーでした」と振り返る。昨年放送されたドラマ「恋する母たち」(TBS系)など話題作への出演が続き、“ネクストブレーク俳優”と注目。「将来は、中村さんのような俳優になりたい」という宮世さんに、今作への意気込みや、役者業について聞いた。

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 ◇ぼっちゃん役で出演 「すごく嬉しかった」

 ドラマは「凪のお暇(なぎのおいとま)」などで知られるコナリミサトさんの同名マンガ(マッグガーデン)が原作。中村さん演じる移動コーヒー店「たこ珈琲」店主の青山一(あおやま・はじめ)が、心を込めていれたコーヒーとさりげない言葉で、人生に少し傷付いた人たちの心を癒やしていく……という物語。

 今作への出演が決まったときの思いを、「昔から中村さんの作品をたくさん見ていて、ずっと憧れていたので、決まった時はこの役をやらせていただけることがすごくうれしかった」とコメントしていた宮世さん。

 宮世さんが演じるぼっちゃんは、第6話(5月10日放送)から登場しているキーパーソン。「僕が経験したことのないせりふ量で、『自分が迷惑をかけたらどうしよう』とプレッシャーに押しつぶされそうになっていて……」と振り返りながらも、「周りのみなさんが支えてくださって、順調に撮影を終えられて、安心しております」と笑顔を見せる。

 青山にひどいことをするぼっちゃんについて、「なに考えてるんだコイツ、と思いました(笑い)」と話した宮世さん。青山は、ぼっちゃんに理由も伝えず、組から出ていってしまい、「今まで一緒に寄り添っていてくれた人がいなくなるって、どれだけつらいんだろうなって。ぼっちゃんがすごく怒っているのは、なんとなく共感できます」と話す。

 悪気なく、青山に“仕掛けていく”演技が難しかったといい、「(監督からは)『ちょっといま悪いことをしているふうになっちゃってるから』とご指摘をいただいて。子供が純粋に公園で遊んでいる感覚をイメージして、演技に臨みました」と明かす。

 ◇中村倫也と「また共演したい」

 撮影現場の雰囲気は良く、「皆さん楽しく撮影をしていて。中村さんがめちゃくちゃ笑わせてくれますし、リードしてくださっていたので、すごく頼りがいがありました」と明かす。中村さんから学ぶことが多かったといい、「一番すごいと思ったのが、監督さんとカメラアングルについて、一緒に話し合われていたこと。アクションシーンでは、『ここから撮った方が良い』とカメラマンさんとお話ししていて、僕はまだまだ経験がないのですが、そのような角度からもお芝居を考えられるようになりたい」と刺激を受けた様子。

 また、「座長として、現場をまとめてくださっていて、将来、中村さんみたいな俳優になりたいなと思いました」と続けた宮世さん。「誰に対しても同じ(態度)というか、僕に対しても寄り添ってくださって。みなさんで作品を作っているという実感がわいたんです」と話す。

 中村さんとは、好きな食べ物やゲーム、絵画など共通の趣味の話をしたほか、演技について話すこともあった。「一緒にいてすごく楽しかったですし、また共演させていただきたいと心の底から思いました。すごく憧れですね」と目を輝かせる。

 そんな宮世さんは、今作をはじめ、昨年放送された「恋する母たち」や、1月期に放送された「青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-」(カンテレ・フジテレビ系)など、話題作への出演が続く。“ネクストブレーク俳優”と注目も集まっている。

 声をかけられることも多くなったという宮世さんは、「もちろんまだまだっていうのはあるんですけど、少しずつ成長していく姿が応援してくださる方への恩返しになっていくと思う。少しずつでもいいので、一個ずつ成長していきたいなと思います」と力を込める。

 最後に、視聴者に向けて、「中村さん演じる青山が発言する言葉が一つ一つ胸に突き刺さります。誰かの人生を変えるほど大きいものだと思うので、全世界の人に見てもらいたいです!」と呼びかけた。

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