2月7日に最終回を迎える俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。1月31日の第43回「闇に光る樹(き)」から板垣瑞生さん演じる森蘭丸が登場する。森蘭丸(成利)は歴史ファンにはおなじみの織田信長の近習で、「本能寺の変」で信長と共に命を落としたとされる人物。また「美少年」として描かれることも多い。過去の大河ドラマでは、誰がこの「美少年」枠に起用されてきたのか、おさらいしたいと思う。
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1963年に始まり長い歴史を誇る大河ドラマで、最初に森蘭丸を演じたのが片岡孝夫さん。1965年の「太閤記」でのことだった。
以降、1973年の「国盗り物語」で中島久之さん、1981年の「おんな太閤記」で森下陽さん、1983年の「徳川家康」で土家歩さん、1989年の「春日局」で内池学さん、1992年の「信長 KING OF ZIPANGU」で石野太呂字さんが蘭丸役で出演。
人気グループ「TOKIO」の松岡昌宏さんも、1996年の「秀吉」で蘭丸に扮(ふん)した。
2000年代に入ると、まずは2002年の「利家とまつ」で、ウエンツ瑛士さんが蘭丸役を担当。続いて、2006年の「功名が辻」で渡辺大さんが蘭丸を演じると、2011年の「江~姫たちの戦国~」では、瀬戸康史さんが蘭丸として、時代劇に初挑戦している。
実はこのとき、蘭丸の弟・森坊丸を演じたのが、「麒麟がくる」の信長・染谷将太さん。ちなみに染谷さんは、2013年公開の映画「清須会議」で蘭丸役を経験している。
そして、板垣さんの“先代”にあたるのが、昨年のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」で、藤山一郎さんがモデルの歌手・山藤太郎を好演した柿澤勇人さん。2014年の「軍師官兵衛」で蘭丸役を務め上げている。
放送も残すところあと2回となった「麒麟がくる」で板垣さんが、どんな森蘭丸を見せてくれるのか、1月31日放送の第43回の登場シーンには注目だ。
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