女優の有村架純さんと俳優の坂口健太郎さんが出演したWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW そして、生きる」を再編集した「劇場版 そして、生きる」(月川翔監督)の観客動員数が1万人を突破したことが11月5日、分かった。興行収入は1400万円を突破した。
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ドラマは、3歳のときに交通事故で両親を亡くし、岩手・盛岡で暮らす伯父に引き取られた生田瞳子(有村さん)は、天真らんまんに育ち、地元のアイドルとして活動するなど女優を志していた。19歳になった瞳子は東京で開催されるオーディションに向かおうとするが、本番前日の2011年3月11日、東日本大震災が起きる。
半年後、瞳子は宮城・気仙沼でのボランティア活動に参加。そこで、学生ボランティア団体の運営メンバーである東京の大学生・清水清隆(坂口さん)と出会う。瞳子は穏やかに整然と現場を仕切る清隆の笑顔に違和感を覚える。清隆は過酷な運命を背負っており……という展開。
有村さんは「WOWOWから飛び出し、さらに劇場へこれだけの方々に足を運んでいただけるなんて思いもせず。この作品に出合ってくださり、本当に本当にありがとうございます。これからも皆さまの中に長く残る作品となりますように。この作品のために手を差し伸べてくださった各劇場の皆様、心から感謝しています」と喜びのコメントを寄せている。
坂口さんも「ドラマから始まり、映画化、こうしてたくさんの方々に見ていただけてとてもうれしいです。震災から時間も経ち、少しずつ風化してしまう記憶をもう一度思い出し、そして、そこで生きている瞳子、清隆、みんなの姿を見守っていただけたらと思います」とメッセージを送っている。
月川監督は「上映場所も上映回数も限られている中、この作品と出合ってくださりありがとうございます。ご覧いただけただけでもうれしいのに、熱い感想もたくさんいただいています(普段連絡がないような方からも!)。これから上映が始まる劇場もございますので、ぜひぜひ足をお運びください!」とコメントしている。
映画は9月27日から全国29館で公開。初週土日は「ミニシアターランキング」(興行通信社)で2位、映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」の公開初日満足度ランキングで3位を獲得。10月末時点で63館(セカンド上映含む)に拡大している。11月9日には、有村さんと月川監督が出席するティーチインイベントが、山形・ソラリス、フォーラム東根、ムービーオン山形の3劇場で開催される予定。
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