俳優の鈴木亮平さん主演のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第32回「薩長同盟」(26日放送)から、ミュージシャンで俳優の浜野謙太さんが登場する。後の初代内閣総理大臣の長州志士・伊藤俊輔(博文)役で大河ドラマデビューを果たす。
ウナギノボリ
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伊藤俊輔は、松下村塾の門下生。貧しい百姓の出だったため、塾外で立ち聞きしていたという。吉田松陰の推薦で京都派遣に随行、桂小五郎の従者となる。久坂玄瑞、高杉晋作らの尊王攘夷運動にも参画するが、英国留学で圧倒的な国力差を目の当たりにし開国論に転じる。維新後は、政権内で力を発揮し、岩倉使節団の副使となる。
桂小五郎役の玉山鉄二さんは浜野さんについて「初代総理大臣ということで僕も楽しみにしていたんですけど……。僕たちは変装シーンが多くて、町人とか。伊藤さんの変装姿のポンコツっぷりがすごくて、キャラが立ち過ぎていて、これは大丈夫なのかって不安感に襲われたりもしました。小栗旬君とか亮平君からいじられていました」と明かす。その演技に注目(?)だ。
第32回「薩長同盟」は、孝明天皇から二度目の長州征伐の勅命が下された。それに対し、大久保一蔵(瑛太さん)は、「義のない勅命は勅命にあらず」と幕府に従わない姿勢を明確に打ち出す。吉之助(鈴木さん)は龍馬(小栗さん)に、再び長州との仲を取り持ってほしいと頼み込む。龍馬は動き、長州のために薩摩名義で銃や軍艦を買いそろえると桂小五郎(玉山さん)を説得するが、薩摩に対する不信感が強い桂は腰を上げようとせず……という展開。
「西郷どん」は、明治維新から150年となる2018年に放送される57作目の大河ドラマ。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿に、カリスマ藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。
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