竹野内豊:NHKドラマ初主演 偏屈でさえない数学教授に

連続ドラマ「この声をきみに」に主演する竹野内豊さん=NHK提供
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連続ドラマ「この声をきみに」に主演する竹野内豊さん=NHK提供

 俳優の竹野内豊さんが、9月にスタートするNHKの連続ドラマ「ドラマ10 この声をきみに」で主演を務めることが21日、分かった。竹野内さんは偏屈でさえない数学教授を演じる。竹野内さんが同局のドラマで主演するのは初めて。

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 ドラマは朗読教室での出会いを描いたオリジナル作品。大学で数学を教える穂波孝(竹野内さん)は偏屈でさえない46歳。話すことが苦手で学生から人気もなく、妻の奈緒(ミムラさん)からは愛想を尽かされ、子供を連れて出て行かれてしまう。ある日、大学の学部長から命じられて「話し方教室」に行った孝は、そこで講師の江崎京子(麻生久美子さん)に出会う。「こんな偉そうな女に教われるか」と言う孝に、京子も「つまらない男」と言い放ち、2人は険悪な雰囲気で別れる。しかし数日後、2人は町外れにある小さな朗読教室で再会して……という展開。

 竹野内さんは「多くの方が一度は不可能と思いつつも、『人生をやり直したい』と願うことがあるかと思います。最初にこの台本をいただいたとき、人生をやり直すことはできないけれど、『これからの人生を変えることは誰しもができる!』と感じました」と語り、「『これからの人生を変える』ということは、今までの人生を改めて、新しい一歩を踏み出さなくてはいけない……。そのたった一歩を踏み出すことに、ものすごい勇気がいると思います。私が演じた主人公の孝は、『朗読』をきっかけに、その一歩を踏み出すことになるのですが、この作品も、変わりたいと願う全ての方たちが、新しい一歩を踏み出せるよう、背中をそっと押せるような存在になれたらと思います」とコメントを寄せている。

 ドラマは9月8日からNHK総合で毎週金曜午後10時放送。全8回。

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