ガンダムオープンイノベーション:小型自律分散型環境センサーが宇宙へ 国際宇宙ステーションで軌道上実証

「ガンダムオープンイノベーション」のビジュアル(c)SOTSU・SUNRISE (c)GUNDAM OPEN INNOVATION 2021-2025
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「ガンダムオープンイノベーション」のビジュアル(c)SOTSU・SUNRISE (c)GUNDAM OPEN INNOVATION 2021-2025

 バンダイナムコグループが推進するサステナブルプログラム「ガンダムオープンイノベーション(GOI)」の公認プロジェクト「TEAM SPACE LIFE」で開発した小型自律分散型環境センサーが、日本時間4月21日午後5時15分、米スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられた。センサーは、商業輸送機で国際宇宙ステーション(ISS)に輸送された後、船内で軌道上実証を行う予定。

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 「GOI」は、「ガンダム×未来技術」をテーマとしたプログラムで、2021年に始動した。公募で集まった15の企業・団体が参画している。「TEAM SPACE LIFE」は、東京理科大スペースシステム創造研究センターを中心に、高砂熱学工業、国際医療福祉大宇宙医学研究会、NTTデータSBC、avatarin、大和大社会学部SDG研究推進室の共創パートナー、有人宇宙システム(JAMSS)、理研計器の2社の協力によって構成され、居住空間の実現(空間)、快適な環境の制御(環境)、サステナブルな資源の循環(資源)の3つの技術を中心に研究を進めている。

 打ち上げられたセンサーは、国際宇宙ステーションの日本実験棟・きぼうに設置され、空気環境のデータを取得。基礎データとして空気環境モデルの精度を上げることで、空気の流れのより正確な予測が可能になる。「ガンダム」シリーズに登場するスペースコロニーの実現にもつながる技術として期待されているという。

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