俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」（総合、日曜午後8時ほか）の第15回「死を呼ぶ手袋」が、4月13日に放送され、平均視聴率（ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同）は世帯9.9％、個人5.6％だったことが分かった。

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　「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎（略して“蔦重”）の生涯を描く。

　「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎（略して“蔦重”）の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

　第15回では、徳川家治（眞島秀和さん）の嫡男・家基（奥智哉さん）が、鷹狩りの最中に突然倒れてしまい、急逝。その死をめぐって、苦しい立場に追い込まれる意次（渡辺謙さん）。そんな意次をある日、武元は呼び出すと、家基の死の原因とされる疑惑の手袋を意次に差し出す。

　その手袋は、種姫が家基に贈った物だが、元をたどれば出どころ”は意次。そのため覚悟を決める意次だったが、武元は手袋に毒を仕込んだ“犯人”は「この贈り物を渡りに船と考えた外道」であり、それは意次以外の誰か、と推理する。

　さらには「（自分のことを）見くびるな」と前置きし、「わしがそなたを気にくわんとは言え、これを機に使い追い落としなどすれば、まことの外道を見逃すことになる。わしはそれほど愚かではない！」と意次と一喝。「そなたも、世の者も金の力を信じすぎている」と苦言を呈した上で、意次と手を結ぶ様子が描かれた。

　同回はここでは終わらず、終盤、苦しそうに咳をする武元と暗がりで人形を操る一橋治済（生田斗真さん）が映し出される不穏な展開に。そして武元は苦しんだ末……と展開した。