蒔田彩珠:「とても有意義な経験」に 「御上先生」富永役“卒業”は「寂しい」も「自分にもできることを考え続けていきたい」

日曜劇場「御上先生」で富永蒼を演じた蒔田彩珠さん (C)TBS
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日曜劇場「御上先生」で富永蒼を演じた蒔田彩珠さん (C)TBS

 俳優の松坂桃李さん主演のTBS系日曜劇場御上先生」(日曜午後9時)の最終第10話が、3月23日に放送された。3年2組の生徒・富永蒼を演じた蒔田彩珠さんは「この作品に携わらせていただけたことは、役者としても、人生においてもとても有意義な経験となりました」と話している。

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 また蒔田さんは「自分のやりたいこと伝えたい思いに真摯(しんし)に向き合いながら、周りの人たちの意見にもしっかり耳を傾け、常に気配りをしてくださる制作の方々、役の上でさまざまな思いを背負い自分のことだけでもいっぱいいっぱいなはずなのに、現場を良くしようと若いキャストたちを盛り上げ、励まし、温かく見守ってくださる大人キャストの皆さんの優しさ、そんな大人たちの姿にたくさんのことを学ばせていただきました」と語る。

 さらに「そして、脚本には愛があふれていました」と明かすと、「勇気を出して声を上げてみる、誰かの悩みを他人事としない、周りに流されず自分の頭でしっかり考える。ひとりひとりが抱えている悩みは、みんなと世界と繋がっている。今、ひとりで何かを抱え思い悩んでいる人たちの心に届いて欲しいと願わずにはいられません。自分にもできることを考え続けていきたい。そう思えるようになったのは『御上先生』に出会えたからです。卒業するのは寂しいですが、ここを出発点とし、成長し、また皆さんにお会い出来る日を楽しみに頑張っていきたいと思います」と誓った。

 「御上先生」は、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど演劇界に主軸を置く詩森ろばさんが脚本を担当したオリジナルの学園ドラマ。子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」を中心に物語は展開。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう姿を描く大逆転教育再生ストーリー。

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