ドラマ1週間:のんが村上春樹原作のNHKドラマ「地震のあとで」出演 かえるくんの声 「ふてほど」が来春SPドラマに

「土曜ドラマ『地震のあとで』」に声で出演するのんさん
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「土曜ドラマ『地震のあとで』」に声で出演するのんさん

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(3月15~21日)は、のんさんが、4月5日からNHKの土曜ドラマ枠(土曜午後10時)に放送される「地震のあとで」に声で出演する話題、阿部サダヲさん主演で2024年1月期にTBS系で放送された連続ドラマ「不適切にもほどがある!」が、来春にスペシャルドラマとして放送されることが話題になった。前後編で取り上げる。

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 4月6日スタートの連続ドラマ「いつか、ヒーロー」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後10時15分)の追加キャストとして、特撮ドラマ「仮面ライダーギーツ」(2022~23年)で話題となった星乃夢奈さんや、スーパー戦隊シリーズ「機界戦隊ゼンカイジャー」(2021~22年)などで知られる駒木根葵汰さんらが出演することが15日、明らかになった。星乃さんはアルバイトで生計を立てるシングルマザーの君原いぶき、駒木根さんは児童養護施設で子供たちのリーダー的存在だった渋谷勇気を演じる。ドラマは、主演の桐谷健太さんが演じる、20年間消息不明だった児童養護施設職員の赤山誠司が、世の中に絶望したかつての教え子たちと共に、巨大権力に立ち向かう姿を描く。

 テレビ東京の開局60周年特別企画ドラマスペシャル「晴れたらいいね」のトークイベントがこのほど東京都内で行われ、主演の永野芽郁さん、共演の芳根京子さんが登場した。永野さんと芳根さんは今作が初共演で、永野さんは「より大好きになりました」、芳根さんは「すごくポジティブなパワーを持っているし、助けたいという感情にもなるし。すごくはかなくて、いとおしくて」と話し、相思相愛ぶりを見せた。ドラマでは、看護師の高橋紗穂(永野さん)が、戦時中の1945年にタイムスリップし、フィリピンにある野戦病院で働く陸軍看護婦、雪野サエとして困難な状況に立ち向かう。

 「=LOVE(イコラブ)」の佐々木舞香さんが、4月スタートのTBS系日曜劇場「キャスター」(日曜午後9時)に出演することが16日、分かった。報道フロアで働く学生アルバイト、通称“C班”の戸山紗矢を演じる。戸山の主な仕事は雑用で、普段は原稿のコピーや消耗品の補充などを平和にこなしている。しかし、新しいニュースが飛び込んできたり、メインキャスターの進藤壮一(阿部寛さん)が予想外の行動に出ることで報道フロア中が大混乱に陥ると、戸山も慌ただしく動き回る番組スタッフたちに巻き込まれてしまう……という役どころだ。

 「乃木坂46」の五百城茉央さん主演の連続ドラマ「MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です」(カンテレ・フジテレビ、木曜深夜放送予定)に濱正悟さん、樋口幸平さんが出演することがこのほど、明らかになった。濱さんは殺人犯を追いかける捜査1課刑事の森野真治役、樋口さんは五百城さん演じる仲野茜の同級生、江藤新を演じる。天才高校生の仲野茜が、ある殺人事件の犯人と思われる青年、黒川悠(山村隆太さん)と出会い、学校で小さな事件を起こしたことをきっかけに、やがて連続殺人事件に発展していく。4月10日深夜からカンテレは毎週木曜深夜0時15分、フジテレビは毎週木曜深夜2時15分放送。FODでは、カンテレで1話を放送した直後から1週間の先行配信を行う。

 のんさんが、4月5日からNHKの土曜ドラマ枠(土曜午後10時)に放送される「地震のあとで」に声で出演することがこのほど、分かった。のんさんは「#4『続・かえるくん、東京を救う』」で、巨大な蛙(かえる)の姿をしたかえるくんを演じる。「地震のあとで」は、村上春樹さんが1995年の阪神・淡路大震災の後に発表した短編小説を連続ドラマ化。舞台設定を1995年だけでなく、2025年にいたるまでに置き換え、“今”に続く“地震のあと”の30年の時間を描く。脚本は、同じく村上さんの小説が原作の映画「ドライブ・マイ・カー」の大江崇允さんが担当。演出を、2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」などの井上剛さんが手掛ける。

 横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第11回「富本、仁義の馬面」が3月16日に放送され、濱尾ノリタカさんが市川門之助役で登場した。濱尾さんは、仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーリバイス」(2021~22年)のジョージ・狩崎役などで知られる。「べらぼう」と同じ森下佳子さん脚本のNHK「ドラマ10『大奥』」(2023年)にも出演していた。今回演じた市川門之助は、富本豊志太夫(午之助、寛一郎さん)とともに、芝居小屋で活躍する歌舞伎役者。

 阿部サダヲさん主演で2024年1月期にTBS系で放送された連続ドラマ「不適切にもほどがある!」が、来春にスペシャルドラマとして放送されることが17日、分かった。ドラマは、1986(昭和61)年から2024年にひょんなことからタイムスリップしてしまったスパルタ系の中学体育教師、小川市郎(阿部さん)が、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言を連発。コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていく。来春放送のスペシャルドラマでは、連続ドラマのその後を描く。阿部さんは「走って、歌って、踊って、ノックして、いろんな小川市郎の顔をお見せできるように頑張ります! お楽しみに!」とコメントした。

 アニメ「ルパン三世」の峰不二子役、「ゲゲゲの鬼太郎」(第6期)の鬼太郎役などで知られる沢城みゆきさんが、3月24日放送のフジテレビ系“月9”ドラマ「119エマージェンシーコール」(月曜午後9時)の第10話に声優として出演することが17日、分かった。同作は消防局の通信指令センターが舞台で、沢城さんは物語のキーパーソンとなる“謎の通報者”の声を担当する。沢城さんは「ドラマだけれど、せりふ収録はいつも通りマイク前だったことが心強く、相棒に助けられました。謎の人物……!での出演となり、さてどんな役どころなのか……! 楽しんでいただけますように」とコメントを寄せた。

 「東京03」の角田晃広さんが宇宙人役で出演した連続ドラマ「ホットスポット」(日本テレビ、日曜午後10時半)のクランクアップの模様が17日、公開された。撮影を終えた角田さんは「普段は、腰も膝もボロボロなおじさんなんですけど、能力のある宇宙人に皆さんのおかげでなんとかならせていただいて本当に幸せでした」と笑顔で語った。すると「角田! 角田!」と“角田コール”が沸き起こり、一足先にクランクアップしていた市川実日子さん、鈴木杏さん、平岩紙さんの3人がサプライズで登場。角田さんは「待っててくれたんですか? 涙こそ出ません!」とかすれたコメントすると、撮影現場は笑いに包まれたという。

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