堀越耕平さんの人気マンガ「僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）」の公式スピンオフが原作のテレビアニメ「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」のイベントが3月22日、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催中の世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan（アニメジャパン） 2025」で行われ、“イレイザーヘッド”相澤消太役の諏訪部順一さんらが登場。キャラクターの魅力や同作への思いなどを語った。

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　相澤はアングラ系のプロヒーローで、「僕のヒーローアカデミア」では雄英高校ヒーロー科1年A組の担任を務める。諏訪部さんは、雄英高校で教師になる前の時代の「ヴィジランテ」の相澤について、教師の時よりも熱のある相澤になっているといい、格好いい相澤が見られると魅力を説明。「相澤推しの方、見ないと損だよ！」とアピールした。

　イベントには、コーイチ役の梅田修一朗さん、ポップ☆ステップ役の長谷川育美さん、ナックルダスター役の間宮康弘さんも登壇。梅田さんは「こうやって声優として活動させていただいて、その道の先にコーイチとの出会いがあったこと、すごくすごくうれしく思います」と語った。間宮さんは「現在音響スタッフ、声優陣、作画スタッフの皆さん、関係者の皆さん、本当に気合を入れてものすごい熱量を持って作っておりますので、ぜひこの作品を応援していただけるとありがたいです」と呼びかけ、長谷川さんは「きっと最高のアニメになっていると確信しております」と手ごたえを語った。

　イベントでは、諏訪部さんがMCを務め、「ヴィジランテ」に関するクイズ企画などが行われたほか、脚本の古橋秀之さんからのコメントや、作画の別天荒人さんからのイラストとコメントが紹介された。ロックバンド「yutori」がエンディングテーマ「スピード」を担当することも発表された。

　同作の原作は、古橋秀之さん脚本、別天荒人さん作画で、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ＋（プラス）」で2017～22年に連載された。「僕のヒーローアカデミア」の正史に連なる公式スピンオフで、「僕のヒーローアカデミア」本編の数年前の日本を舞台に、人々に認められ活躍するヒーローの裏側で、誰にも認められずとも誰かを救わずにはいられない非合法ヒーロー・ヴィジランテたちのドラマを描く。

　アニメは、「はたらく細胞」「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」などの鈴木健一さんが監督を務め、「僕のヒーローアカデミア」と同じくボンズフィルムが制作する。4月7日からTOKYO MX、読売テレビほかで順次放送される。