俳優の今田美桜さん主演で、3月31日にスタートする2025年度前期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「あんぱん」の舞台地の高知県が、今田さんを表紙に起用した広報誌を県と物部川エリアの3市（南国市、香南市、香美市）でそれぞれ作成し、4月号として発行することが分かった。朝ドラご当地の複数の自治体が連携し、主演俳優を表紙に起用した広報誌を発行する企画は、全国初の試みとなる。

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次期朝ドラ「あんぱん」　やなせたかしさん夫婦がモデルの「愛と勇気の物語」

　今回発行されるのは、高知県の広報誌「さんSUN高知」、南国市の「広報なんこく」、香南市の「広報こうなんNOW」、香美市の「広報香美」の4誌。それぞれ今田さんが高知に対する思いなどを語った特別インタビューを掲載。「あんぱん」のメインビジュアルを担当したフォトグラファーの須田卓馬さんが写真を撮影し、それぞれ異なるカットを使用している。4月1日発行（配布時期は地域によって異なる）。

　「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん（1919～2013年）と、小松暢さん（1918～1993年）夫婦がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。脚本は、「ドクターX～外科医・大門未知子～」（テレビ朝日系）シリーズなどで知られる中園ミホさんが手掛ける。

　◇濵田省司高知県知事のコメント

　この度は、県、3市の広報誌に、やなせさんや高知への想（おも）いのこもったメッセージをいただき、今田美桜さんをはじめ、関係者の皆様に大変感謝しております。

　「あんぱん」放送により、観光振興や地域活性化が図られることを大いに期待しておりますが、それ以上に、ドラマで高知が描かれることで、県民の皆様が、高知の魅力を再認識し、地域への愛着を深める機会になることを願っているところです。

　県全体で「あんぱん」を応援し、「やなせたかし・暢夫妻のふるさと高知」を盛り上げていきましょう。

　◇平山耕三南国市長のコメント

　すてきな写真に、この広報誌でしか見られないインタビュー内容も掲載された特別な広報誌が完成しました。市民のみなさまに楽しんでいただくことはもちろん、これをきっかけに、県外の方にも南国市や、ものべがわエリアを訪れていただけますと幸いです。

　◇濱田豪太香南市長のコメント

　今回の取り組みで、全国的にも注目が集まることが期待されます。3市の4月号広報には観光案内も掲載していますので、ぜひ、実際に高知県・物部川エリアを訪れ、周遊していただければと思います。高知県と3市で連携しておもてなしいたします！

　◇依光晃一郎香美市長のコメント

　今田美桜さんの笑顔で、香美市を、日本を元気にしたいという思いで、この企画が実現しました。今田さんは、インタビューの中で、香美市ロケについてのエピソードを語ってくださっておりますが、香美市でのおもてなしを喜んでいただいたようで、とてもうれしく思います。

　今田さん演じるのぶさんを、香美市民を挙げて応援しています。落ち着きましたら、嵩さんと一緒に香美市にもゆっくり里帰りください。

　そしてこの広報をご覧いただく皆さん。高知、そして物部川エリアにぜひお越しください。今田さん同様に大歓迎いたします！