ちいかわ
第253話 シーサーの資格(5)
3月18日(火)放送分
俳優の岡部たかしさんが、劇場版アニメ「花緑青が明ける日に」(四宮義俊監督)に声優として出演することが分かった。岡部さんが声優に挑戦するのは初めてで、俳優の萩原利久さんが演じる主人公・帯刀敬太郎の父親である帯刀榮太郎役を担当する。
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榮太郎は、花火職人として同作の舞台となる帯刀煙火店を率いていたが、今は消息不明になっている。しかし、榮太郎が残した言葉や資材、考え方は時を超えて息子の敬太郎や、敬太郎の幼なじみで、古川琴音さんが演じる式森カオルの運命を大きく変えていくことになる。
岡部さんは「お前は顔はあれやけど、声はけっこうあれやから、そういう仕事あるんちゃうか。と、家族や友人たちに言われ続けて早ウン十年。ついに、初めての声優のお仕事が!! したところ、感情を出そうとすると動きに合わず、動きに合わせようとすると感情が追っつかず難儀することに。それやこれらも新鮮で、良い経験をさせていただきました。日本画家でもある四宮監督の美しい色彩。スクリーンで見たらきっと圧倒圧巻だろうな。ぜひ劇場で!」とコメントを寄せている。
声優の入野自由さんが出演することも発表された。敬太郎の兄であり、カオルの幼なじみの「チッチ」こと帯刀千太郎を演じる。入野さんは「四宮監督初の長編アニメーションに参加できることを大変光栄に思っています。この作品のオーディションの資料を拝見した時に感じた、作品から漂う空気感に一瞬で心ひかれました。収録はとても大変でしたが、特別な時間でした。監督の求めるモノをつかみ取り、自分から湧き出る表現や感覚、そして、主演であるお二人のお芝居とひたすらに向き合っていた気がします。どんな作品に仕上がっていくのか、僕自身とても楽しみです。他にはない、この作品でしか見られないモノが!感じられないモノが!確かにあります」と話している。
同作は、日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督などのアニメに参加してきた四宮義俊さんの初となる長編アニメ監督作。フランスのスタジオ・Miyu Productionsとの日仏共同製作作品で、2024年5月に開催された「第77回カンヌ国際映画祭」マルシェ・ドゥ・フィルム「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースで、世界中のさまざまな制作段階にある5作品の1本に選出され、話題になった。土地立ち退きの強制執行が迫る創業330年の花火工場・帯刀煙火店を舞台に、そこで育った若者たちと、幻の花火“シュハリをめぐる2日間を描く。共に声優初挑戦の萩原さんと古川さんがダブル主演を務める。
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