薬屋のひとりごと
第34話 怪談
3月14日(金)放送分
アニメ映画祭「第3回新潟国際アニメーション映画祭」が3月15日、新潟市内で開幕し、オープニング作品として押井守監督の名作「イノセンス」が上映された。同作を手掛けたIGポートの代表取締役社長の石川光久さん、フェスティバル・ディレクターの井上伸一郎さんが登壇。「イノセンス」は、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の3年後の2032年が舞台の続編で、2004年に劇場公開され、昨年20周年を迎えた。押井監督がビデオメッセージを寄せ、「イノセンス」への思いを語った。
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石川さんが「20年前の映像だけど色あせていない」と話すように、「イノセンス」は時代を超越した魅力にあふれた作品だ。
押井監督は、色あせない魅力について「『攻殻機動隊』もそうだったけど、10、20年たってもなくならない作品にしようと作った。一つにはアニメーションが持っている情報量の問題が重要だと思っている。純粋に映像としてどれだけの情報量を持てるか。映画にとって重要なことだと思う。解像度を上げるのとは違う。世界観をどれだけの密度で表現することができるのか。ドラマやキャラクターは、時代の産物かもしれない。表現というレベルで映画を考えた場合、その時代に可能な技術を全て投入する。デジタル的な意味にとどまらず、アニメーターの技、描く技術で表現する。その時できることの限界までできた珍しい作品。これだけ時間がたっても見てもらえる動機になるんじゃないかと思う」と語った。
未来を予言していたかのようなメッセージも込められている。AIが社会に浸透しつつある今だから見えてくるものもあり、「テーマは古びていない。今でもテーマが通用する作品になっていると自負しています。こういった作品は二度と出てこないと思う。デジタルの技術がいくら上がっても、アニメーターや美術の技は継承されていかない。手で作り出す仕事ということに帰結する。自分自身も同じようなことをやるのは不可能だと思う」と話した。
同映画祭は、3回目を迎えた。押井監督は第1回の審査委員長を務めたことがあり、「3回続けばいいと思っていた。あとは、集まった作品の基準で決まる。社会的に注目される映画祭になったらと真面目に思っています。いい作品が集まるように、頑張ってください。もしかしたら、私の作品を出すことがあるかもしれません」とメッセージを寄せた。
同映画祭は、長編アニメのコンペティション部門を設けたアジア最大級の祭典を目指し、新潟から世界にアニメという文化を発信していくのが狙い。第1回が2023年3月17日~22日、第2回が2024年3月15~20日に新潟市内で開催された。第3回は、3月15~20日に開催される。
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