リリー・フランキー:「クジャクのダンス、誰が見た?」山下春生は「本当に愛情深い」 印象に残るシーンも明かす

連続ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」に出演するリリー・フランキーさん (C)TBSスパークル/TBS
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連続ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」に出演するリリー・フランキーさん (C)TBSスパークル/TBS

 広瀬すずさん主演の連続ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系、金曜午後10時)の第8話が、3月14日に放送される。心麦(広瀬さん)の父親・山下春生を演じているのは、リリー・フランキーさん。第7話では、過去に林川一家6人が殺害された東賀山事件で生き残っていた林川歌と心麦が同一人物だと明かされた。リリーさんに、印象に残っているシーンや、春生を演じる上で心がけていることを聞いた。

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 --どんな思いで春生は心麦を育てていたと思いますか。

 春生さんは本当に愛情深いですよね。第1話を見た(弁護士・松風義輝役の)松山ケンイチさんから「心麦に対するお父さんが本当に優しく見えた」と言ってもらえたんです。春生さんと、奥さんの静香さん(仙道敦子さん)の2人が歌を引き取ってから、すごく愛情深く育てたんだろうなと。だから、春生さんを信じて突き進む純真な性格を持つ心麦が育ったのかなと思います。

 そんな心麦は、すずさんだけでなく登場するときの設定年齢に応じた子役の方が演じてくれているんです。春生さんとして、どの(年齢の)心麦と一緒にいても同じ感情を持つようにしています。

 --ここまでの放送で印象に残っているシーンはありますか。

 やはりすずさんと屋台でラーメンを食べるシーンですかね。すずさんのクランクインでもありましたし、結構時間を掛けて撮影したのですごく記憶に残っています。ここまでの放送ですずさんと同じシーンがほぼなかったので、オンエアで「そうか、こんなに心麦はお父さんに愛情を持ってくれているんだな」と実感することもあります。

 --「信じること」が本作のテーマですが、リリーさんが何かを信じるときに大切にしていることは。

 自分のことすら信じられないから、ほとんどのことを信じていないんでしょうね。そうやって警戒心が強くても、知らないうちに信じていることもあるんです。信じることって、何なんですかね?

 --視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

 これまでこういったエンターテインメント系のサスペンス作品に参加する機会が少なかったので、演じていてとても新鮮な気持ちでいっぱいです。まさか、自分が演じる役が亡くなったことをきっかけに物語が進むような作品だとは思いませんでしたが(笑)。

 視聴者の皆さんも犯人考察をしてくださっていますよね。その考察を聞いてみると、僕たちが楽屋で話していたり、1人でぼーっと妄想していることとは違う視点を持っていて、とても面白いなと思います。

 犯人が分からないまま進んでいますが、実はいろんな家族の話が描かれています。そういったところにハマったのか、僕の友人の中学生の息子も夢中になって見てくれているようです。そうやって皆さんの日常の中で「クジャクのダンス、誰が見た?」が少しでも話題になっていたら、テレビドラマとしての役割は果たせているのかなと思います。

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