佐久間宣行:「芸人が天下を取りすぎている」とテレビ界に問題提起 最近のバラエティーの傾向に危機感も 今夜「ひっかかりニーチェSP」

3月9日放送の「ひっかかりニーチェSP」に出演する佐久間宣行さん(左)と永野さん=テレビ朝日提供
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3月9日放送の「ひっかかりニーチェSP」に出演する佐久間宣行さん(左)と永野さん=テレビ朝日提供

 テレビプロデューサーの佐久間宣行さんが、3月9日午後10時15分放送のバラエティー番組「ひっかかりニーチェSP」(テレビ朝日系)に出演する。

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 お笑い芸人の永野さんと三谷紬アナウンサーがMCを務め、“なんだか妙にひっかかること”を論じ合う「ひっかかりニーチェ」(水曜深夜1時56分、関東ローカル)の特番。ゲストで佐久間さんと、コントユニット「ダウ90000」の蓮見翔さんが出演する。

 永野さんが、佐久間に対して“ひっかかること”として挙げるのは「根底にはバラエティー愛がある態度、もう疲れませんか?」という疑問。永野さんは、佐久間さんに「ラクになってほしい」という思いがあるようで……。

 佐久間さんからは「芸人が天下を取りすぎている。テレビには、もっとわけわかんない人が出てほしい」と、現在のテレビ界に一石を投じる発言も。「カウンターカルチャーとしてお笑い番組を作ってきたが、今や芸人が活躍しすぎてメインカルチャーになってしまった」と言うと、蓮見さんも「芸人の発想や生き様を仕事論に落とし込むビジネスマンが、芸人を持ち上げすぎている」と持論を展開する。

 また、佐久間さんは「傷つけ合わないといけないこの時代、どう思う?」という問いも投げかける。作り手としての悩みでもあるといい、近年ネットニュースきっかけで番組を視聴する人が増え、その結果、炎上を狙った発言で爪痕を残した方がTVerの再生数も上がる傾向にあるという。この流れで、口ゲンカに近いようなトーク番組が増えていることに危機感を抱いていると語る。


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