十味:最初は「こんなこと自分にできるの?」 ドキドキな主演ラブコメ“小さい先輩” セクシーに“やりすぎて”NGも?

連続ドラマ「うちの会社の小さい先輩の話」で主演を務める十味さん
1 / 8
連続ドラマ「うちの会社の小さい先輩の話」で主演を務める十味さん

 連続ドラマ「うちの会社の小さい先輩の話」(BS松竹東急、水曜午後11時)で主演を務めるアイドルグループ「#2i2(ニーニ)」の十味(とーみ)さん。入社3年目の小さくて面倒見の良い先輩・片瀬詩織里を演じている。近すぎる距離感で新入社員の篠崎拓馬(瀧澤翼さん)をドキドキさせてしまう詩織里の行動について「最初に台本を読んだときは『こんなこと自分にできるの?』『恥ずかしすぎて、“篠崎くん”の目を見られるのかな』と思っていた」という十味さんに撮影を振り返ってもらった。

あなたにオススメ

 ◇「自分なりに痛くなりすぎないように」と心がけた

 ドラマは、竹書房「ストーリアダッシュ」で連載中の斎創さんによる同名マンガが原作。キャラクター開発会社で働く先輩・片瀬詩織里(十味さん)と、新入社員の篠崎拓馬(瀧澤翼さん)が繰り広げる甘すぎるオフィスラブコメディー。

 クランクインした日の撮影は個室サウナを舞台にした第4話だったといい、十味さんは水着姿を披露。普段の撮影とは勝手が違うドラマの水着現場で「恥ずかしいは恥ずかしかったです」と振り返る。

 「でも現場の一体感、目標に向かって撮り切るみたいな雰囲気の中で、チームとして頑張るって感じだったので、徐々に恥ずかしさは消えていきました。とにかく、詩織里先輩としての役割を精いっぱい頑張ろうと思いました」

 詩織里を演じるにあたっては「原作マンガ、アニメと見させていただいて、二次元的な表現をどうするか」が今回の実写ドラマ化の課題であり、「自分なりに痛くなりすぎないように」と心がけた。

 「現実にありそうという、くらいの範囲で収めて、役を自分のものにするためにはどうしたらいいのかは結構、考えました。篠崎くんに対する接し方、せりふのトーン一つとってもあざとくやろうとすると、詩織里先輩の純粋さが消えてしまうので、篠崎くんを後輩として可愛がる気持ちや、恋愛的に好きな気持ちはあるけど、そこまで積極的には行けない、みたいなことを忘れないようにしていました。そうしないと詩織里先輩が悪い女になってしまうので」

 ◇肩を揉まれてセクシーなリアクションをやりすぎた?

 自身も身長149センチと、“小さい先輩”の詩織里とを比べ「ビジュアル面は似ているのかなと思っています」という十味さんは、「あと少しよそ行きな、アイドルアイドルしている自分とも雰囲気が近い気がしたので、そういう部分は役に生かそうと思いました」と話す。

 そんな十味さんだが、とあるシーンの撮影で“やりすぎて”しまったことも。

 「篠崎くんの妄想の中で、肩を揉まれている詩織里が、すごく色っぽいリアクションをするシーンが第1話であったのですが、そんなの映像で撮ったこともないですし、どんな顔をするとセクシーに見えるのか研究をしたこともなかったから、同じグループのセクシーを得意とする天羽希純(あまう・きすみ)が脇をくすぐられている動画を見て、『こういう表情は使えるな』って感じで、その子を“自分の中に取り込んで”全力で演じてみたら、やりすぎてしまったみたいで。監督さんからも『いったん全部振り切ってください』と言われていたので、振り切ってみたら『このままでは放送できないよ』って(笑)」

 改めて、役を演じることについて「最初はうまくできなくて、苦手意識があった」と明かす十味さん。

 「レッスンを受けても難しいと感じることが多かったのですが、こうやって作品に出させていただいて、経験していく中で、すごく楽しいと思えるようになったし、自分が演じたものがいろいろな方の力を借りて、作品になっていく、その過程がうれしいし、ありがたいことだなと思っています。そんなに出演できていないからこそ、まだまだ楽しいことがたくさんあるんじゃないかなと思っているので、この先もいろいろな経験ができるように自分の演技力を少しでも高めていけたらいいなと思っています」

写真を見る全 8 枚

マンガ 最新記事