佐藤弘道:脊髄梗塞で下半身が麻痺 支えになった家族からの言葉とは 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した佐藤弘道さん(右)と妻・久美子さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した佐藤弘道さん(右)と妻・久美子さん=テレビ朝日提供

 NHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」で「ひろみちお兄さん」として活躍した佐藤弘道さんと妻の久美子さんが、2月14日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年6月に「脊髄梗塞(せきずいこうそく)」で下半身が麻痺し緊急入院した佐藤さんが、当時の様子や現在の心境を明かした。

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 現在の体調について「腰回りの感覚が全くなくて、触られても、シャワーを浴びてても全くわからない。温度と痛みに鈍感です。あとはバランスの神経が切れてしまっているので、歩く時もバランスを取りながら歩くのでちょっと疲れます」と明かした佐藤さん。右足は「なんとか動くようになった」が、左足はうまく動かないという。

 脊髄梗塞と判明し、病気について調べると、完治がない、ということを知った。「治らないんだ、というので、気持ちも完全に落ちて、生きててもしょうがないなと思って。トイレも行けずおむつという状況だった。この生活、どこまで続くんだろう……と思ったときには、さすがにきつかったです」と振り返った。

 SNSを通じて病気を公表した後には、ファンから応援メッセージが届いた。同じ病気だった人からのメッセージもあったという。

 「『今は海外をまわるほど元気ですよ』とか成功例を教えてもらって、自分の中で希望が見えて。あとは、家族から『生きていればいいじゃない』と言われて。それがすごく前向きになりました。その言葉は強かったです」

 番組では、リハビリ中の佐藤さんをとらえた動画を公開。歩行器などを使って病棟内をずっと歩き続けた。「今まで普通に食事をしていたこと、普通に歩いていたこと、こんな小さな幸せって気がつかなかった。病気になって、勉強になりました」と話した。

 「完治に近づけるような努力だけはして」と決意する佐藤さん。今後について「仕事の方は昔のようにしていきたいという夢はあるんですけど、まずはこの病気を皆さんに知っていただきたいので、それを広めていけるような啓発活動をしていきたい」と述べた。

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