松本零士展 創作の旅路:没後初の大型展覧会 300点以上の原画 初公開の資料 未来に託したメッセージ読み解く

「『銀河鉄道999』50周年プロジェクト松本零士展 創作の旅路」のビジュアル(c)松本零士/零時社
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「『銀河鉄道999』50周年プロジェクト松本零士展 創作の旅路」のビジュアル(c)松本零士/零時社

 故・松本零士さんの没後初の大型展覧会「『銀河鉄道999』50周年プロジェクト松本零士展 創作の旅路」が開催されることが分かった。「銀河鉄道999」の50周年プロジェクトの一環として開催され、初期作品を含む300点以上の原画、初公開の資料や貴重な思い出の品々を通して、マンガとアニメという2つのフィールドで独自の世界観を表現し続けた松本さんのアーティストとしての技術と力、70年を超える創作活動で未来に託したメッセージを読み解く。東京シティビュー(東京都港区)で6月20日~9月7日、北九州市漫画ミュージアム企画展示室(北九州市小倉北区)で9月27日~2026年1月12日に開催される。

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 企画協力の零時社の松本摩紀子代表取締役は「父、松本零士が星の海に旅立って早2年、このたび関係各社様のご尽力により、原画展を開催する運びとなりました。あんなに大切にしていたペンの1本でさえ持たずに旅に出てしまった松本ですが、遺された、まさに星の数ほどの原画1枚1枚には、その時々の松本がたしかに息づいています。机に向かい一心不乱にペンを動かす、そんな父の横顔を見ながら私は育ちました。幼い頃は仕事ばかりの父に寂しい思いもしましたが、今、遺された原画を通して、あの頃の父に、少年の日の父に会えた奇跡を、うれしく幸せに思っております」とコメント。

 「『遠く時の輪の接するところで再び巡り会える』 松本が常々申していた言葉ですが、それは未来に限らず、過去にも存在しているのかもしれません。本展覧会を通じて、ご来場された皆様お一人お一人が、それぞれ思い思いの『時の輪の接するところ』にて松本に出会っていただけましたら幸いです」とつづっている。

 2月13日は松本さんの命日で、親友のちばてつやさんと宇宙飛行士の山崎直子さんの対談の特別映像「松本零士に想いをよせて」が東映アニメーション公式YouTubeチャンネルで公開された。2013年公開の劇場版アニメ「キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-」が同チャンネルで2月15日午後8時にプレミア公開されることも発表された。

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