マンガ誌「週刊少年チャンピオン」（秋田書店）で連載中のマンガ「気絶勇者と暗殺姫」がアニメ化され、テレビアニメとして2025年に放送されることが分かった。メインキャストも発表され、武内駿輔さんが主人公の勇者トトを演じることが分かった。トトの仲間となる3人の美女の声優として、シエル役の佐伯伊織さん、アネモネ役の上田瞳さん、ゴア役の白石晴香さんが出演することも発表された。

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　同作は、のりしろちゃんさん原作、雪田幸路さん作画のマンガ。実力はあるが極度の人見知りのためパーティーが組めず、はじまりの町でくすぶっていた勇者トトは、3人の美女、シエル、アネモネ、ゴアから突然パーティーへ誘われるが、彼女たちはトトを殺す気満々だった……という展開。人見知り勇者と、それぞれの目的の為に勇者の命を狙う3人のラブコメディーが描かれる。

　アニメは、秋田谷典昭さんが監督を務め、横手美智子さんがシリーズ構成、佐野隆雄さんがキャラクターデザイン、成田旬さんが音楽を担当する。CONNECTが制作する。

　勇者トトとシエル、アネモネ、ゴアが描かれたティザービジュアル2種が公開された。それぞれのビジュアルで、3人の美女がすきあらばトトの命を狙う様子や、したたかな裏側の表情が表現されている。3人の表と裏の顔が垣間見えるPVもYouTubeで公開された。

　武内さんは「あがり症の自分の元にトトがやって来てくれて、とても感謝しています。収録現場では、三悪女声優による痛烈なトークが大盛り上がり中です。女子会に一人挑むような意気込みで、収録に臨んでおります。そろそろ誰か助けてください。本編の放送もお楽しみに！」とコメント。

　佐伯さんは「『気絶勇者と暗殺姫』アニメ化、本当におめでとうございます！　そしてこの作品に関わらせていただけることをとても誇りに思います。初めてシエルちゃんを見た時からずっと演じたくてたまらなかったので本当に楽しく幸せに毎回アフレコ現場へ向かっております。シエルちゃんの可愛さ、カッコ良さ、チョロ……可愛さ、皆様に伝えていきます！　読者の皆様、どうか何とぞアニメも見ていただけたらうれしいです！」と話している。

　上田さんは「『気絶勇者と暗殺姫』はオーディションを受ける際に初めて手に取らせていただいたのですが、登場人物の愛嬌（あいきょう）がたまらない、読むのが楽しい作品だと思いました！　アネモネは暗殺者モードと僧侶モードのギャップがすごく分かりやすく、演じるのがとても楽しいです！　かっこよくて、ちょっとチョロくて、根が優しい彼女の魅力を表現出来るよう精いっぱい努めます！　放送を楽しみにしていただけたらうれしいです！」と語っている。

　白石さんは「ちょっと……いえ、かなり変わった勇者パーティーの冒険物語で、こんな組み合わせありなんだ！？とワクワクしながら原作を読ませていただきました。登場人物みんながいろいろな面を持っていますが、どのキャラクターもとてもいとおしくて応援したくなります。私が演じさせていただくゴアちゃんもギャップがある子で、知れば知るほど好きになっちゃうこと間違いなしです！　ゴアちゃんパワーで視聴者さんをとりこにできるよう頑張りますので、放送をお楽しみに！」とコメントを寄せている。

　原作者ののりしろちゃんさんは「自分の作品がアニメになるというのは初めてで、とても楽しみです。ずーーっとマンガを描いてきて良かった！　応援してくれた読者の方々に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました！　原作を読んだ方も、初めて見る方も楽しめる最高のアニメを目指します。それができる最高のスタッフが集まったと思っています。乞うご期待！！」と話している。

　原作の作画を手掛ける雪田さんは「さまざまな方の尽力により、アニメ化というとても光栄な機会をいただきました。応援していただいてる皆様のおかげです！　気づけば大きなことになっていたためいまだに状況が飲み込めていませんが、アニメ『気絶勇者と暗殺姫』もよろしくお願いします！」とコメントを寄せている