光る君へ:ギャラクシー賞月間賞受賞 「特筆すべき大河ドラマだった」と評価

「光る君へ」で主演を務めた吉高由里子さん
1 / 1
「光る君へ」で主演を務めた吉高由里子さん

 俳優の吉高由里子さんが主演を務めたNHK大河ドラマ光る君へ」が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」の2024年12月度月間賞を受賞したことが1月20日、明らかになった。

あなたにオススメ

 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

 ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願って1963年に創設。同懇談会は「色鮮やかな平安絵巻のなかで、紫式部と藤原道長の複雑な心模様を堪能できた1年だった。合戦シーンがほとんどなく物語の筋立てが難しいとも言われていたが、大石静の描く人間模様は見事。教科書の中でしか知らなかった物語の作者たちが登場し、絶妙なキャスティングで時代背景とともに強烈な印象を残した。特筆すべき大河ドラマだった」と評した。

 その他、ドラマ10「宙わたる教室」(NHK)、金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS)、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS)も同賞を受賞した。

テレビ 最新記事