解説:広瀬すず、10年前の連ドラ初主演作 後の朝ドラヒロインに主演級俳優も

広瀬すずさん
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広瀬すずさん

 俳優の広瀬すずさんが主演を務める連続ドラマクジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系、金曜午後10時)が1月24日にスタートする。そんな広瀬さんがちょうど10年前の2015年1月期に初主演を務めたドラマが「学校のカイダン」(日本テレビ)だ。前年に「ゼクシィ」のCMガールに起用されたばかりの広瀬さんを大抜擢した学園ドラマだが、他の生徒役にも、現在も活躍している新鋭を起用した話題作を振り返る。

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 広瀬さんにとって6作目の連ドラ主演作となる「クジャクのダンス、誰が見た?」は、浅見理都さんの同名マンガが原作。冤罪事件に巻き込まれた親子の“愛と運命”が交錯するヒューマンクライムサスペンスで、クリスマスイブの夜に元警察官の父を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに事件の真相に迫る。ストーリーは現在と過去、二つの事件が複雑に絡み合いながら進行する。

 そんな広瀬さんの連ドラ初主演作となった「学校のカイダン」は、周囲から生徒会長を押し付けられてしまった広瀬さん演じる“底辺”女子高生が、伝説のスピーチライターとの出会いをきっかけに「言葉の力」で学校を変えようと奮闘するストーリーだ。

 当時、広瀬さんは現役の高校1年生。2012年に「ミスセブンティーン」に選ばれてファッション誌「セブンティーン」の専属モデルになり、2013年には、映画「謝罪の王様」、ドラマ「幽かな彼女」などで女優としても活動を開始した。2014年の「ゼクシィ」のCMの涙を流すシーンが話題を呼んだほか、ドラマ初主演の発表と前後して高校サッカーの応援マネジャーにも起用された。まさに大ブレークのタイミングだったといえるだろう。

 広瀬さん演じる主人公・春菜ツバメを導く車椅子の若きスピーチライター・雫井彗を演じたのは神木隆之介さん。子役時代から映画やドラマなどに出演し、先日まで放送された日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS)でも一人二役で主演を務めるなど、活躍を続けている。

 スクールカーストのトップに位置する「プラチナ8」にも、現在も活躍している若手が出演していた。後にNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」でヒロインを務めた杉咲花さん、朝ドラ「半分、青い。」、映画「変な家」など出演作が途切れない間宮祥太朗さんをはじめ、石橋杏奈さん、成田凌さん、伊藤健太郎さん、飯豊まりえさん、白洲迅さん、吉倉あおいさんと現在も活躍している逸材が出演していた。

 ツバメの所属する生徒会や2年1組生徒のキャストも気鋭の若手がそろっていた。加藤諒さん、須賀健太さんに、小野花梨さん、 金澤美穂さんと現在も一線で活躍している俳優たちが出演していた。

 広瀬さんをはじめとした気鋭の若手たちが、それぞれの立ち位置で精一杯の演技を見せた「学校のカイダン」。そして、そこから10年を経て広瀬さんの新たな姿が話題を呼びそうな「クジャクのダンス、誰が見た?」。それぞれの魅力に注目してみては。

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