火の鳥:「望郷編」オリジナル版復刻 雑誌掲載時とコミックスで違いが!

「火の鳥 ミッシング・ピーシズ <<望郷編>>」(c)手塚プロダクション
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「火の鳥 ミッシング・ピーシズ <<望郷編>>」(c)手塚プロダクション

 手塚治虫のマンガの雑誌掲載時の初出版とコミックス版を見比べることができる書籍「ミッシング・ピーシズ」(立東舎)シリーズの新作「火の鳥 ミッシング・ピーシズ <<望郷編>>」が2月28日に発売されることが分かった。「ミッシング・ピーシズ」シリーズは、これまで「ブラック・ジャック」「三つ目がとおる」が刊行され、話題になってきた。新作は「火の鳥」の中でも特に改変の多い「望郷編」と関連作「羽衣編」を取り上げる。

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 過去3度にわたって改変された「望郷編」と関連作「羽衣編」は、セリフの変更、キャラクターの抹消、絵柄の修正といった細部に加え、大幅な構成の見直しなど大胆に手が加えられているという。現在では不適切とされる言葉や描写もあるが、作者が故人であること、そこに差別意識がないことから、同書では修正、改変することなくオリジナル版として復刻する。

 箱入り上下2分冊(各巻504ページ)。1万9800円。

 ※収録作品

 「火の鳥 望郷編I」1976年連載版「火の鳥」<<望郷編>>▽1978年単行本版「火の鳥」<<望郷編>>差分

 「火の鳥 望郷編II」1986年単行本版「火の鳥」<<望郷編>>▽1971年「COM」版「火の鳥」<<望郷編>>▽1971年「COM」版「火の鳥」<<羽衣編>>▽1978年再録版「火の鳥」<<羽衣編>>▽1986年単行本版「火の鳥」<<羽衣編>>

 休憩 INTERMISSION 火の鳥 またはなぜ門や柿の木の記憶が宇宙エネルギーの進化と関係あるか▽▽休憩 INTERMISSION 火の鳥 というタイトルでなくともよいというわけ▽表紙絵ギャラリー▽解題 濱田髙志さん

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