ポツンと一軒家:上空から見ると山の中の野球場? 父から息子に引き継がれる“土地への愛着” 採れたてショウガの五目ずしも披露

12月1日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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12月1日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。11月24日の放送では、高知県の山奥で先祖が開拓した土地を守るため、親子2世帯の家族で暮らす様子を取材する。ゲストは俳優の段田安則さんと「AKB48」元メンバーでタレントの福留光帆さん。

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 京都出⾝の段⽥さんは「東京に出てきた頃は、⼭が⾒えなくて都会に住むのがイヤになりまして。⼭の⾒えるところに住みたいとも思うんです」と郷里への思いを吐露。福留さんは「出⾝が兵庫県なので、淡路島でオリーブとかタマネギとか育てながら暮らしたいです」と夢を語る。

 捜索隊は海から遠く離れた高知県の⼭中に、野球のグラウンドのような“扇形”の敷地を発⾒。「確かに野球場の広さくらいはありそうですよ」と言うMCの所ジョージさんに対して、パネラーの林修さんは「球場に例えると、内野のあたりが耕作地、レフト側に建物、フェンス沿いに道と川が流れているようです」と説明を加えていく。段田さんも「肥料ごとにどうやって作物が育つかを調べている研究室では︖」と想像を膨らませる。

 捜索隊の乗った車が切り⽴った⼭々へ続く⼀本道を進むと、⼭々の⾵景の中にいきなり建物が目に入った。広⼤な畑でショウガを育てながら、林業も営む男性(68)が出迎えた。男性の祖⽗がこの地にやって来たのは100年ほど前。⼿作業で切り開いたという。かつては5、6軒の集落だったそうだが、現在は完全なポツンと⼀軒家だ。それでも「⽣まれてから今までずっとここで暮らしてきたら“ポツン”という感覚はないんですよ」と男性は笑う。

 敷地内では、⻑男(40)夫妻とその娘(15)が「両親の畑仕事を⼿伝えるから」と15年ほど前から家を建てて暮らしており、長男⾃⾝も農業法⼈に勤めながらトマトを育てているという。⾼校受験を控える娘は、⾼校に合格したら「家を出て下宿暮らしをしたい」と話していたが、実家では畑仕事を⼿伝っている。

 「どうしてもここに居なくてはいけない、というわけではないんです」と話す父親に対して、「この⼟地を残していきたいです」と⼒強く語る⻑男。父親は「無理して残してくれとは⾔わないですが、やってくれれば助かるね」とほほ笑んだ。予告映像では、採れたてのショウガを使った五目ずしをつくる様子も描かれている。

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