海に眠るダイヤモンド:「いづみは誰なのか」考察合戦に終止符? 「意外と待たせることなくわかるかもしれません!」 塚原あゆ子監督語る

ドラマ「海に眠るダイヤモンド」第4話の一場面 (C)TBSスパークル/TBS
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ドラマ「海に眠るダイヤモンド」第4話の一場面 (C)TBSスパークル/TBS

 俳優の神木隆之介さん主演のTBS系日曜劇場海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)の第4話が11月17日に放送される、10日に第3話が放送されると、初回から加速している「現代のいづみ(宮本信子さん)は、リナ(池田エライザさん)なのか? 百合子(土屋太鳳さん)なのか? 朝子(杉咲花さん)なのか?」「玲央と鉄平(神木さん、二役)の関係は――?」といったコメントがSNSに続々と上がり、関連ワードがトレンドにランクインするなど盛り上がりを見せた。序章となる第3話までの放送が終了し、物語が本格的に動きだす第4話を前に、監督の塚原あゆ子さんが語った。

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 ◇SNSでの考察合戦「スタッフ・キャスト一同、喜んでいます」

 ドラマは、明治の初めから戦後の高度成長期にかけ、石炭採掘で発展した長崎県の端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の物語。脚本は野木亜紀子さん、監督が塚原さん、プロデューサーが新井順子さんのドラマ「アンナチュラル」「MIU404」(同系)、映画「ラストマイル」チームが手がけている。

 放送中から盛り上がるSNSでの考察合戦を受けて、塚原さんは「たくさん考察しながら楽しんで見てくださっているんだなと、スタッフ・キャスト一同拝見しながら、喜んでいます」と言い、これまでの放送で「3話までで過去と現代それぞれのキャラクターがどんな人たちなのか、端島がどういうところか、成り立ちなどを細かく描いてきました。4話以降はそれぞれの抱えるものが見えてきますし、端島が閉山に向かっていく大きな流れが動き始めるので、それをじっくり見ていただけたら」と4話以降のストーリーについて語った。

 今後については、「いづみが誰なのかは意外と待たせることなくわかるかもしれません……!」と盛り上がっている考察に関してコメント。第4話にヒントが隠されているのか、はたまた朝子、百合子、リナ以外の候補者が出てくるのか……楽しみなところだ。

 ◇第4話「台本を読んだだけで胸にグッとくるものがあった」

 第4話の大きなポイントである「幼なじみたちの確執」が明かされていくことについては、演じている杉咲さんと土屋さんとの再タッグに「朝子が何を思っていて、百合子が何を抱えて生きてきたか。2人とも以前ご一緒したときよりも各段にパワーアップされていて、台本を深く読み込まれているんだなと感じます。毎シーン一緒に一生懸命作っています」と力強く語る。

 第4話の脚本を読んで、「台本を読んだだけで胸にグッとくるものがありました。これが映像になったとき、わかりやすく、心に伝わるようにしたいなと」と感じたといい、「日曜日にご家族で見ていただきたい作品に仕上がっていると思います」と自信をのぞかせた。

 最後に、「これまで見てくださった方も、途中の回が抜けてしまった方も4話から楽しんでいただけるはず。昔の活気と現代の悩みという対比がありますが、いづみがどんな人生を送ってきたか、どんなものを抱えているのかを自身が語ることで、その歴史というのはつながっているとわかる展開になっています。いづみさんの中に降り積もっている愛と友情と大きな事件をぜひドラマを通して一緒に体感していただきたいです」と呼びかけた。

 長崎で8月を過ごすそれぞれが心に抱く思いや、幼なじみたちの確執が少しずつひも解かれていく第4話。また、それ以降の展開から目が離せない。

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