川口春奈:来年30歳 年齢とともに慎重に向き合うように 松村北斗は“公表宣言”? 1月期“土10”「アンサンブル」で初共演

連続ドラマ「アンサンブル」に出演する「SixTONES」の松村北斗さん(左)、川口春奈さん=日本テレビ提供
1 / 1
連続ドラマ「アンサンブル」に出演する「SixTONES」の松村北斗さん(左)、川口春奈さん=日本テレビ提供

 2025年1月から日本テレビ系の「土ドラ10」枠(土曜午後10時)で放送される連続ドラマ「アンサンブル」で俳優の川口春奈さんが主演を務め、人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の松村北斗さんが出演することが明らかになった。川口さんは恋愛トラブルを多く扱う現実主義の弁護士・小山瀬奈、松村さんは理想主義の新人弁護士・真戸原優を演じる。川口さんと松村さんに、お互いへのお願いや今作への意気込みや見どころを聞いた。(前後編の後編)

あなたにオススメ

 ◇川口春奈「大人になって人見知りに」

 --クランクイン、撮影に向けて準備されていることはありますか?

 川口さん:あらゆる寒さ対策グッズと健康管理と……。人間ドラマだと思っているから、撮影に入ってみて役者さんとスタッフの皆さんとコミュニケーションを取りながら作れたらいいなと思っています。

 松村さん:元の性格がどっちかというと臆病だったり、くよくよしがちだったりするんですけど、役がまったくそうじゃなく、むしろ自分からあふれ出る太陽みたいなものを周りにもどんどん与えていくキャラクター。普段の僕は、どっちかというとそういうのをもらう受信側なんで、できるだけ日常でもくよくよしないように、役に近い心持ちで生活するように気をつけています。

 --連ドラで長い時間を過ごされると思いますが、お互いにお願いしておきたいことはありますか?

 川口さん:仲良くしたいです。

 松村さん:あ~、そのほうがいいですね。みんなでコミュニケーションとったほうがいいですよね。

 川口さん:わりと人見知りで……。

 松村さん:えっ!?

 川口さん:大人になって人見知りになったんですよ。意外と「大丈夫かな、今しゃべりかけて」みたいなタイプなんで、遠慮とか変な気をつかわず、チームみんなでディスカッションできたらいいなと思いました。

 松村さん:僕は自分の明るい部分を大切にしようと思っているので、「実は暗いでしょ」みたいな素に戻りそうなワードを言わないでほしいです。「けっこう心配性でしょ、実は」もやめてほしい。「太陽みたいだね」って言って肯定してほしいです。

 ――共通の話題はありそうですか?

 松村さん:先ほど一緒に取材を受けた感じではなさそうでした。

 川口さん:○○先生って覚えてる? 学校の先生の話とかできたら。

 松村さん:卒業アルバムを確認しておきます。

――撮影でいちばん楽しみにしていることはなんですか?

 川口さん:毎回、2人で出向いてちょっと自分たちが体験してみたりだとか、現場に行って話を聞いたりとか、実際(の弁護士)にもあることだと思うんですけど、そこで2人のいい意味での違いだとか、そこでのかけ合いだとか、テンポ感やコミカルな部分とかが楽しみです。

 松村さん:3話のカラオケシーンが楽しみです。事務所のみんなで行って……だいぶ楽しいシーンになると思います。

 ――学校の先輩・後輩と共演するのは不思議な感覚ですか? やりやすいものですか?

 川口さん:初めてだと思っていたからそこはあんまり……。記憶がなかったんで、ここからが本当に初めてっていう感じで。とはいえ、芸能科だったんで、共演はよくあることです。松村さん自身の素顔というか、どんなお芝居するのかな、どんな関係性になっていくのかが楽しみです。

 松村さん:僕が転校して同じ学校になったときにはもうすでにたくさんの作品に出られていて、「あ、川口春奈さんだ!」みたいな感じで見ていたので、あんまり違和感はないです。ちょっとした自分の人生の伏線回収の気分です。

 ◇ほっこりしたり、スカッとしたり、笑ってもらえるドラマにしたい

  --川口さんはドラマ放送中に役柄と同じく30歳になりますが、年齢とともに仕事に対する向き合い方や自分の生活で「変わってきたな」と感じることはありますか?

 川口さん:ビビりになるというか、慎重になるというか。それこそ学生のときや20代前半は勢いでできた部分が、なにかをやるにも始めるにも、考えて慎重に向き合うようになってきました。

 --松村さんも来年30歳ですが、(メンバーの高地優吾さんのように)年齢を非公開にするなど、なにか考えていることはありますか?

 松村さん:年齢に縛られたくないって言っている高地には、来年の誕生日から公表してもらおうかなと思っていますが(笑)、僕は隠すつもりはないですね。でも、たとえば大学生役のオファーがきたら、30歳という年齢が作品に対して邪魔になるのかもしれないという気持ちが出てきました。20代半ばはよかったですけど、29はどうなんだろう? 30は邪魔かなとか……。あと、子どものころって、30歳くらいからおじさんって呼んでいたなって考えていて、めんどうくさいなって思っています。

 --今作で見ることのできる新しい一面をそれぞれお聞かせください。

 川口さん:新しい一面というか、仕事でスイッチを入れて、ちゃんとしなきゃ、みたいなそういう正義感がすごく強いキャラクターだと思うんですけど、恋愛においてとか対家族とかプライベートな部分が完璧かというと全然そうじゃなくて、全部が完璧で恵まれているみたいなことではなくて、これだけ仕事でバリバリかっこいいのに、家ではこんな感じなんだとか、こういう過去もあったんだみたいなギャップがより可愛く魅力的に見えてほしいなという願望も含めて、そこのバランスは気にはしています。

 松村さん:太陽みたいなキャラクターって、これまで演じた役でもそんなになかったですし、自分自身もそういう瞬間はあまりないので、自分の知ってる自分ではない気がしているので、全体的に新しくなるのかなと思います。

 --放送を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。

 川口さん:いろんなトラブルを抱えてる登場人物がいっぱい出てくるんですけど、そこにちゃんと向き合って解決しながら、自分自身も自分と向き合って成長していくようなドラマだと思うし、(松村さんが演じる)真戸原さんという全然違う魅力を持っているバディとの関係がどうなっていくのか、ちょっとラブ要素もあり……。なにも考えずに見て、ほっこりしたり、スカッとしたり、笑ってもらえるドラマにしたいなと思うので、撮影はこれからですけど頑張りたいです。

 松村さん:展開がきちんと何話ごとかにあって、少しずつ主題が変わっていくので、それぞれのエピソードで楽しめるドラマだなという魅力と、弁護士ものとして見た人には、初めて見るタイプの弁護や法廷シーンをお届けできて、僕はそこがこのドラマの魅力かなと思っています。法廷に向けて準備していくシーンとかが、なかなかほかの弁護士ものでは見られないし、それが土曜22時っていういろんな層の人がいる時間にふさわしいなって思っているので、身構えずにラフな気持ちで見始めていただけたら、作品の持つ魅力を素直に楽しんでいただけるかなと思います。

 ※高地優吾さんの高ははしごだか

テレビ 最新記事