WHO I AM :IPC&WOWOWのドキュメンタリー新シーズン パリ・パラリンピック“完全版” 上地結衣選手らメダリスト4選手が登場(コメント全文)

12月に放送・配信される「WHO I AM パラリンピック」新シーズンのメインビジュアル=WOWOW提供
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12月に放送・配信される「WHO I AM パラリンピック」新シーズンのメインビジュアル=WOWOW提供

 IPC(国際パラリンピック委員会)とWOWOWが共同で企画するドキュメンタリーで、世界最高峰のパラアスリートに迫る「WHO I AM パラリンピック」の新シーズン(全4回)のラインアップが10月24日、発表された。新シーズンは12月に放送・配信され、全作品無料で視聴できる。

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 これまで「WHO I AM 」シリーズに登場した日本選手の中から、パリ2024パラリンピックに出場した全選手を追加取材し、悲願のメダル獲得の舞台裏も含めた「パリ・パラリンピック完全版」として、まったく新しいストーリーを届ける。

 ラインアップは、パリ・パラリンピックで、車いすテニス女子シングルス・ダブルスで2冠を達成した上地結衣選手、水泳の自由形とバタフライで二つの金メダルを獲得した木村敬一選手が登場。さらに、日本代表最年長で陸上400メートルで銅メダルを獲得した伊藤智也選手、車いすテニス史上最年少金メダルを獲得した小田凱人選手もラインアップに加わる。ナレーターは、シリーズ開始当初から引き続き、俳優の西島秀俊さんが務める。

 番組のスケジュールは次の通り(いずれもWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで放送・配信)。12月7日午前11時=上地選手▽14日午前11時=木村選手▽21日午前11時=伊藤選手▽28日午前11時=小田選手。

 上地選手、木村選手、伊藤選手、小田選手のコメント全文は以下の通り。

 ◇上地結衣選手

 ーー新年の目標や抱負を教えてください。

 新年一発目は、久しぶりの全豪オープンのタイトル、そして前哨戦も含めて、しっかりと良いプレーができるように準備したいと思います。

 ーー今回の作品を通して、注目していただきたいところは何ですか?

 自分には頑固な部分もありますが、いろいろなことにトライしたい気持ちもあり、特にこの3年間はガラっと環境を変えたり、慣れ親しんだものから視点を変えたりと、行動を起こしたねと言われることが多かったです。プレーの面でも、ギアの面でも、そういったところが新しい上地結衣を作ってくれたと思うので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。

 ーー他メンバーの印象やメッセージをお願いします。

 木村選手は、パリ大会が終わって帰国した時に声を掛けてくださいました。今まで金メダリストと言えば、という存在だった木村さんから「良かったですね、僕も見ていました」と言っていただけたので、やっと一緒に並べた気持ちです。お話もすごく上手で面白いので、いつもお会いするのが楽しみです。伊藤選手はレジェンドで、絶対にここでやっていくという気迫をすごく感じる方だなと思います。選手村では、毎日メダル獲得の号外が張り出されていたのですが、伊藤選手の時には人だかりができていました。その年齢まで競技を続け、パラリンピックに出場し、なおかつメダルまで獲得されるのは本当にすごいと思います。小田選手は同じ競技なので、近くで見させてもらっていますが、日本や世界に新しい車いすテニスの選手像を示す、これまでにいなかったタイプの選手だと思います。次は何をしてくれるんだろう、といつも驚かされることばかりです。

 ◇木村敬一選手

 ーー今年を振り返って、どんな一年でしたか?

 忙しかったな、と思います。娘も生まれて、パラリンピックもあって、大きなことが起きすぎました。

 ーー新年の目標や抱負を教えてください。

 緩やかに、穏やかに、平和な一年にしたいです。

 ーー今回の作品を通して、注目していただきたいところは何ですか?

 東京パラリンピックがゴールではないということが伝わればうれしいです。

 ーー他メンバーの印象やメッセージをお願いします。

 上地選手は、お互いこどものころから一緒にパラリンピックにでていたので、今回ついに優勝できて、本当にうれしかったです。伊藤選手も、どこまで戦い続けるのか、人類としての可能性を示してくださっていると思います。小田選手は、どこまで強くなってしまうのか、もはや恐ろしいです。

 ◇伊藤智也選手

 ーー今年を振り返って、どんな一年でしたか?

 今年1年を振り返れば、4月にIPCから連絡が来て、6月にクラス分けが受けられると聞いたあたりから、人生が少し転がり始めたのかなと思います。そして、元のクラスであるT52に戻していただいたところから、一気に僕の中で止まっていた時間が動き始めました。パリで走ることができて、これまで共にスタートラインに立ってきた素晴らしいライバル達と、同じゴールをくぐっていくという、僕にとって理想的な1年だったんじゃないでしょうか。

 ーー新年の目標や抱負を教えてください。

 健康面で慎重にならなければいけない年齢にもなってきましたので、毎日小さなことを積み重ねていくことが大事だと思っています。変わることないスタンスで、前を見つめていきたいと思います。

 ーー今回の作品を通して、注目していただきたいところは何ですか?

 東京大会から耐えてきた3年間、それを支えてくれたみんなの3年間っていうのは、声にならない努力だったと思います。みんなで作り上げてきたこの結果を、みんながもう一度喜び合える日が来たらいいなと思います。

 ◇小田凱人選手

 ーー今年を振り返って、どんな一年でしたか?

 やっぱりパラリンピックが一番色濃く印象に残っています。全豪と全仏を獲って、ウィンブルドンは獲れず、またパリを獲って。ウィンブルドンは、すごく改まった時間だったので、あれはあれで良かったなと思っています。

 ーー新年の目標や抱負を教えてください。

 来年は全豪優勝。そして、唯一獲れていない全米を勝ち抜きたいなと思います。

 ーー今回の作品を通して、注目していただきたいところは何ですか?

 今年のピークはパリだったと思うんですが、それに向けてどんな感じでやってきたかを見てほしいです。そして見終わった後に、ここからどうなるんだろう?と思ってほしいですね。

 ーー他メンバーの印象やメッセージをお願いします。

 上地選手はパリで勝つ姿を見ましたが、シングルスもダブルスも両方、僕の試合の前でした。上地選手がメダルを獲って、僕がコートに入るという、俺も勝つぞ!とすごく熱くなりました。やっぱりオランダのディーダ選手とのライバル関係と、パリでの大逆転。数年ぶりの勝利だと思うんですが、単純にすごいなと思いましたし、トップで居続けてほしいなと思います。木村選手はWOWOWのイベントで初めてお会いしました。眞田選手と仲が良くて、よく話していたので僕も混じって話しました。競技に対してすごくまっすぐな選手だなと思いました。何個もメダル獲れるのいいなと思ったし、かっこいいですよね。

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