相棒 season23:水谷豊&寺脇康文 互いに“話しかけるな”ムード出す瞬間「普段はあんなにおしゃべりなのに笑」 通算10シーズン目に突入、黄金コンビのあうんの呼吸

「相棒 season23」杉下右京役の水谷豊さん(左)と亀山薫役の寺脇康文さん
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「相棒 season23」杉下右京役の水谷豊さん(左)と亀山薫役の寺脇康文さん

 テレビ朝日の人気ドラマ「相棒」の新シーズン「相棒 season23」(水曜午後9時)が10月16日にスタートする。同時に、水谷豊さん演じる杉下右京と、寺脇康文さん演じる亀山薫のコンビは通算10シーズン目に突入。“黄金コンビ”ともいえる2人に話を聞くと、撮影現場での「あうんの呼吸」がうかがえた。

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 ◇警視庁の前でロケをすると

 --一度は特命係を離れた薫でしたが「season21」で舞い戻り、コンビは通算10シーズン目に突入します。

 寺脇さん:おめでたいことですね。

 水谷さん:よくここまで来たな、と思います。ただ1年が早いってよく大人たちが言いますが、ほんとに“あっという間”ではありました。

 --前シーズンまでのエピソードで400話を超えているそうです。

 水谷さん:そうですか……! 毎回ゲストが来ていたとすると、ゲストだけでも400人以上。不思議な気持ちになります。ただ間違いなく言えるのは、スタッフを含めとても良いチームだからこそ、ここまで来られたのだと思います。

 --これだけ長く続く刑事ドラマも稀有だと思います。

 水谷さん:おかげさまで「相棒を見て警察官になりました」って声を掛けていただくこともあったり……。

 寺脇さん:警視庁の前でロケをすると、警察官の方たちがみんなニコニコしてこっちを見てくれるんです。とてもうれしかったですね。

 ◇最初は堅物だった右京も…

 --初期の頃と比べて堅物のようだった右京も変わっているなと感じるのですが、右京の変化についてどう思いますか?

 水谷さん:それは(人として)自然なことですよね。でも、そもそもこんなに長くやるとは思っていませんでしたから。短いシリーズだったら堅物で終わるはずだったんですよ(笑)! でも無理に何かを変えようとして演じてはいませんね。

 寺脇さん:(右京と薫の)関係性をこうしましょうとかは一度も話したことがないんです。2人で現場で感じているままに演じているんです。

 --さすがにもう「相棒」の現場で緊張はしないでしょうか。

 水谷さん:それがシーンによってはものすごく緊張するんです。これだけやっても、まだ緊張するのかって!

 寺脇さん:もちろん全部大事なシーンですが、今日決めるぞ!というシーンの前では2人でうろうろしながら気持ちを高めているんです。そういう時だけは、お互いにしゃべらないですね。

 水谷さん:普段はあんなにおしゃべりなのに、“話しかけるな”ムードを出しているので(笑)。でもそれもまた良いんですよね。

 --右京と薫よろしく息の合ったプレーですね(笑)。最後に初回スペシャルの物語について教えてください。台本を読みましたが、時事ネタを反映しているような社会派エンタメになっていると感じました。

 水谷さん:「相棒」では(脚本が完成した後に)社会で実際に似たような出来事が起きる……というのがよく起こるんですよ。不思議な現象だな、と。今回もそういう風に始まります。これぞ相棒の原点!というようなお話になっていると感じました。

 「相棒 season23」は例年通り、毎週水曜午後9時に2クールにわたって放送。16日放送の初回拡大スペシャル「警察官A」には、「相棒 season16」第19話「少年A」(2018年3月放送)に登場した高田創役で加藤清史郎さんが再びゲスト出演する。

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