俳優の安田顕さんが、2025年1月5日にスタートする横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に、平賀源内役で出演することが9月19日、発表された。安田さんは2006年の「功名が辻」以来、19年ぶり2度目の大河ドラマ出演となる。
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演じる平賀源内は、本草家、戯作者、鉱山開発者、発明家……とさまざまな顔を持ち、先進的なアイデアを次々と思い浮かべては、その実現のため日本各地を巡り、成功と失敗を繰り返し、ときに山師ともよばれる人物。その発想に田沼意次(渡辺謙さん)もほれ込み、特命を託すほど目にかけている。主人公の蔦屋重三郎(横浜さん)も、地元・吉原に再び客を呼び寄せようと、江戸の有名人になっていた源内に仕事の依頼をすべく接触を試みる。
安田さんは、「脚本の森下佳子さんから、お声がけいただいたと伺っています。そんなうれしく冥利に尽きることはありません。心して、演じさせていただきます」といい、主人公の蔦重を演じる横浜さんに対しては「初めてご一緒しました。真面目、実直でいながら、やんちゃな匂いもする魅力あふれる方。そんな印象を抱いています」とコメント。さらに、「渡辺謙さんとご一緒できるのは、やはり光栄至極です。理由は、言わずもがな!」と語った。
平賀源内を演じてみて、「天才と呼ばれる人たちは周りから見た時、ちょっと違うというか。会話がちょっとズレつつも、ユーモアにあふれ、愛嬌(あいきょう)のある方だったのかなと解釈しています」といい、作品について「何があっても、生きていくのですから。どうせなら、楽しく向き合いませんか、と。そんなことを思わせてくれる作品です。些細でも重大でも、軽妙洒脱に。奥歯噛み締めて、涙堪えて、人に優しく。『てやんでえ! べらぼうめ』。『べらぼう』、ぜひ、ご覧ください」とメッセージを送った。
「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎の生涯を描く。制作側は「親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった快男児」と銘打つ。
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