北川悦吏子:YouTubeチャンネル「北川ラジオ」を開設 病院から配信も(コメント全文)

北川悦吏子さん
1 / 2
北川悦吏子さん

 脚本家の北川悦吏子さんが、YouTubeチャンネル「北川ラジオ」を開設したことが9月18日、明らかになった。難病を発症して入院しているという北川さんが、病気のことや現在のこと、これまでの仕事のことなど様々な思いを声で届ける。初回は同日午後6時配信で、以降は不定期配信予定。

あなたにオススメ

 北川さんは「素顔のままで」「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」と数々のヒット作を世に送り出してきた人気脚本家。指定難病の潰瘍性大腸炎を患っていることを告白したことでも話題を集めた。

 「心のバリアフリー」「どんな人生でも生きていきようはある!」「書くことで生きてきた。(人気ドラマの話、そして、書くこととは)」の3本柱で構成。「YouTubeだけど、病院の中なので、私はおしゃべりだけ。声だけ」とラジオ仕立てでの配信になるという。

 ◇北川悦吏子さんのコメント全文

病気を押して、ずっとがんばって書いてきました。
入退院を繰り返しながら。
書けない時もありました。

病院の小さな窓から外を眺める日々。
でも、絶望的か、というとそうでもない、と思っています。

幸せは、予期せぬところに転がっているし、
先の希望を持つのは、その人の自由だし、生きていく権利です。
少しでも前に進みたい、と思いました。

書くかわりに、何か言葉を発したい、と思いました。
そして、ある日、ふと、スマホのボイスメモに、ひとりしゃべりを始めました。
あ、ラジオみたいなものが出来ないかな?
それが、このYouTubeをやってみようと思った始まりです。

YouTubeだけれど、病院の中なので、私はおしゃべりだけ。
声だけ。(とても、パジャマ姿はお見せできない!)
ラジオみたいな感じなものにしようと思います。
いろんなYouTube があるけれど、
病院の中で語られたものはないんじゃないか、と思います。
ベッドの上で喋ってます。病院は、生と死の間にある、不思議な場所。
時が止まったような異空間。さて、そこでいったい何を喋り始めるのか?

恐ろしいような、わくわくするような。
それはまるでドラマの書き始めのようでもあり・・・。
ドラマのように、どこかの誰かに届けばいいな、と思います。

写真を見る全 2 枚

芸能 最新記事