ゆりやんレトリィバァ:「ハリウッドスターになりたくて」 「探偵!ナイトスクープ」を渡米のため涙の“卒業” 最後の一発をお見舞いも

「探偵!ナイトスクープ」を9月6日の回で“卒業”するゆりやんレトリィバァさん=ABCテレビ提供
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「探偵!ナイトスクープ」を9月6日の回で“卒業”するゆりやんレトリィバァさん=ABCテレビ提供

 お笑いタレントのゆりやんレトリィバァさんが、9月6日の放送回を最後に人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ、金曜午後11時17分)の探偵を卒業することが8月26日、明らかになった。理由は「アメリカでお笑い芸人として売れたくて、ハリウッドスターになりたくて」渡米するため。

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 ゆりやん探偵は番組史上6人目、18年ぶりの女性探偵として昨年4月14日の放送回から登場。体を張った持ちギャグを駆使しながら、爆笑ネタはもちろん、依頼者に寄り添う温かな探偵ぶりを見せ、局長代理としても自作の俳句(?)を披露するなど、オリジナリティーを発揮していた。

 9月6日の回の顧問は、3回目の出演となる俳優の溝端淳平さん。毎回、真面目なコメントをして、ゆりやん探偵から逆ギレされ毒を吐かれるという珍妙な関係がすっかり定着していた。番組が大好きな溝端さんは「最近では、生き別れの双子のネタがすごかったですね。あれはギャラクシー賞とったんですか?」と質問。このネタを調査したのがゆりやん探偵で、静かなしっかりした口調で「(ギャラクシー賞)とります」と宣言した。

 ここで、桂二葉局長代理から、今回がゆりやん探偵の卒業回だと発表されると、観覧席からは「ええっー!」と、どよめきが起こった。溝端さんが「ほんとに悲しいですよ。寂しい」と言えば、ゆりやん探偵は照れ隠しか、いつものように「ほっとけ!」とツッコミ。「でも、いつも仲良くしてくれて……」と続けると、これを受けて溝端さんは「こちらこそです。この場でしか、ゆりやんさんと会う機会はないんですけど、スタッフさんも普段から大親友かのように思ってらっしゃって、ゆりやんさんへの熱い思いをお願いしますと言われました。それぐらい、ファンでもあるので、すごく寂しいです」と心の内を語った。

 同時期に女性探偵として就任した二葉さんから花束が贈られ、二葉さんが涙声で「楽屋が一緒で。だからメチャ寂しい。いつも楽屋でオナラしてはったから」と暴露。ゆりやん探偵は番組最後の一発を「ぶー」とお見舞いし、らしさ満載の笑いと涙のパフォーマンスで、明るくキュートに番組を旅立った。

 エンディングのあいさつでゆりやんさんは、「勝手なことなんですけど、ハリウッドスターになるためにアメリカに行くことを決めました。ずっと夢だった『探偵!ナイトスクープ』の探偵になることをかなえていただいて、私は夢を見てるのではないかと、まだ思っています。それもこれも、皆さまが応援してくださって受け入れてくれたから。お陰で、探偵の皆さんもいつも本当に優しくて……優しかったです。こんな伝説の番組に皆さんとご一緒させていただけたことを、非常にありがたく思います。私が本当にちゃんと探偵をできていたかは分かりませんが、チェックしてみたいと思います」と言うと、いきなりピンポンボタンを手に、体中をチェックし始めたという。

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