海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
6月28日に始まる水川あさみさん主演の連続ドラマ「笑うマトリョーシカ」(TBS系、金曜10時)。原作は、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真さんが2021年に発表した同名小説で、水川あさみさん演じる主人公の新聞記者が、櫻井翔さん演じる人気政治家と、玉山鉄二さん演じる秘書・鈴木との奇妙な関係に翻弄されていく。ここでは水川さん演じる道上香苗(みちうえ・かなえ)を紹介する。
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道上は、東都新聞文芸部の記者。正義感が強く、気になったことは突き止めずにはいられない性分。元は社会部の敏腕記者だったが、あるスクープをきっかけに社会部を外され、文芸部に異動させられてしまう。
ある日、若き人気政治家・清家一郎(櫻井さん)を取材した際、清家とその秘書・鈴木(玉山さん)の関係性に違和感を覚え、彼らの隠された過去を探っていく。
2022年、4月。新たに発足された内閣には、厚生労働大臣として初入閣を果たした若手議員・清家一郎の姿があった。リベラルな言動が国民の支持を集め、未来の総理候補と目される清家は、若返りを図る新内閣の目玉として華々しく注目を集めていた。
同じ頃、東都新聞文芸部の記者・道上香苗(水川さん)は、愛媛県松山市にある清家の母校を訪れていた。清家の自叙伝を紹介する記事の取材行だったが、担任の口から語られたのは、現在の頼もしいイメージとはかけ離れた彼の姿と、自叙伝に登場しない鈴木俊哉というブレーンの存在。高校時代、鈴木は清家を指導して生徒会長に押し上げ、政治家となった今も秘書として清家を支えているという。
「それほど重要な人物を、清家はなぜ自叙伝に登場させなかったのか」と違和感を覚えた道上は、その理由を探るべく、当時の関係者を取材しようと意気込む。
そんな中、道上に一本の電話が入る。相手は、かつて社会部の敏腕記者だった父・兼髙(渡辺いっけいさん)。しばらく会っていなかった兼高は「調べていることがある」と言い、道上に相談を持ちかけた瞬間、突然の交通事故で絶命する。
道上が追い始めた人気政治家と、その秘書の“奇妙な関係”。その矢先に訪れた兼髙の突然の死。衝撃の展開と真実が、少しずつ明らかになる。
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