海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
故・田村正和さん演じる刑事・古畑任三郎が、完全犯罪をもくろむ犯人たちの難解なトリックを、卓越した推理力で解いていくフジテレビの人気ドラマシリーズ「古畑任三郎」。1994年の放送開始から30周年を迎えたことを記念して、フジテレビの平日午後1時50分~3時45分の再放送枠「ハッピーアワー」で放送されている(関東ローカル、TVerとFODで配信)。ここでは、6月19日放送の「ファイナル」シリーズ1作目を紹介する。
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俳優の石坂浩二さんと藤原竜也さんとがゲスト出演した2006年1月3日初放送の「古畑任三郎ファイナル『今、甦る死』」を放送。出演は田村さん、石坂さん、藤原さん、西村雅彦さん、石井正則さんら。脚本は三谷幸喜さん。
物語は……東京の外れにある、終戦直後の寒村を思わせる鬼切村。堀部家の当主・堀部伍平が亡くなる……。
鬼切村には、堀部一族が運営するパン工場「堀部パン」がある。伍平のおいで、副社長の堀部大吉(千葉哲也さん)、専務で大吉の弟の堀部音弥(藤原竜也さん)の元に、伍平の死が告げられる。
通夜の最中、運営に苦しむ工場のため、裏山を売ってレジャーランド建設を正式に決定することを大吉は音弥に告げる。開発に反対だった伍平と同様に音弥は反対するが……。
そんな音弥の元に鬼切村郷土資料館館長・天馬恭介(石坂浩二さん)が訪れる。彼は、兄弟の小学校時代の恩師でもあった。裏山の売買に関して2人で相談し、村の自然を愛する天馬のため、どんなことをしてでも開発を止めると誓う音弥だった。
翌日、天馬の仕事を手伝う音弥は、一冊のノートを見つける。それは、小学校時代に自身が書いた自由研究のノートだった。テーマは「僕の考えた完全犯罪のすべて」。その中には、さまざまな説明図と完全犯罪の方法が書き連ねてあった。音弥の頭の中で何かが動き始め、その夜、堀部家の2階で大吉が遺体となって発見される。
現場検証が始まると、そこに1台のタクシーが到着する。登場したのは古畑(田村さん)。事件は、「これほど完璧な殺人計画を私は知らない」と古畑がうなるほど巧妙なトリックが仕掛けられた事件へと発展する。
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