俳優でモデルの茅島みずきさんが、4月2日スタートの主演ドラマ「霧尾ファンクラブ」(中京テレビ・日本テレビ系)の主題歌でアーティストデビューを果たす。「もともと音楽が好きで、マネージャーさんにもいつかお仕事で音楽に携わることができたらいいなと伝えていたのですが、まさか主演ドラマの主題歌でデビューという、夢のような展開にとにかく驚きました」と明かす茅島さんが、デビュー曲「ローファー。」への思いなどを語った。
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茅島さんの主演ドラマ「霧尾ファンクラブ」の主題歌で、アーティストデビュー曲となる「ローファー。」は、「リーガルリリー」のたかはしほのかさんが作詞と作曲を手掛けた。
最初に曲を聴いたとき「いろいろな解釈ができる曲」と感じた茅島さん。
「曲調はポップで明るくて、聴いた人が前向きになれるような、背中を押してくれるような曲だと思ったので、私が最初に聴いて抱いた印象を壊さないように歌いたいと思いました。あと、リーガルリリーさんのライブを見に行かせてもらったので、そこで受け取った世界観も歌に込められたらいいなとレコーディングに臨みました」
疾走感あふれるバンドサウンドと、そこに乗る歌詞には思春期ならではの葛藤や希望がつづられている。
「学生の方にもすごく刺さる、ドラマにもぴったりな曲だと思いました。Bメロの歌詞がすごく好きで、すごくがむしゃらに変わり出すんだと言っている1番と比べると、2番の方は少し成長しているようなイメージ。人によってまた違った解釈があると思うのですが、そうやって考えさせてくれるところも魅力的だなって」
茅島さんの歌声にも気負いは感じられず、フラットに耳に届く。
「メロディーもすごくすてきで、歌詞も真っすぐなので、自分の中のクセをなるべく取り除いて、曲自体の真っすぐさを伝えるようにとは思って。2番のBメロは切なく歌いたいって思いもあったので、多少感情の起伏はあったりするのですが、基本はナチュラルに歌うことを意識していました」
歌のレコーディングはほとんど初めての経験。当然、緊張はあったはず。その中でも「曲の世界観をとにかく壊さないように、自分なりの解釈をとにかく大事に」と心がけた。そして出来上がった「ローファー。」
「なにもかもが初めての経験でしたし、最初、アーティストデビューのお話をうかがったときは、ドラマで主演を務めさせていただく責任感プラス主題歌を任せていただけることへの不安も大きくて、プレッシャーを感じたりもしたのですが、アーティストとして右も左も分からないところから始まって、レコーディングでは周りの方のお力をお借りしてすごくすてきな曲に仕上がったので、今は純粋に配信日(4月2日)を迎えるのが楽しみですし、この曲を通してドラマを盛り上げていけたらという気持ちでいっぱいです」
「いつになるのか分からないのですが」と前置きしつつ、自作詞への挑戦にも意欲をのぞかせていた茅島さん。改めて最後に「ローファー。」への思いを聞くと……。
「春っていろいろなことが変わる季節じゃないですか。私自身、すごく背中を押してもらえる曲だなと感じたので、新しい環境になじめない人とか、そういう方々に寄り添って前向きな気持ちになるきっかけになればいいなと思っています」
茅島さんのアーティストデビュー曲「ローファー。」は、4月2日から配信。主演ドラマ「霧尾ファンクラブ」は、4月2日深夜0時24分(※4月2日24時24分)にスタートする。