ポツンと一軒家:「まるで映画のセット!」 日本の古武術、文化、自然に魅せられた米国人男性が建設した“不思議な建物” 敷地で自然農も

6月16日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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6月16日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。6月16日の放送では、日本の古武術と文化に魅せられた米国人男性が愛媛県の山中に建てた武道場を訪問する。

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 愛媛県の山あいに建てられた丸い屋根の謎の建造物。捜索隊が衛星写真で発見したのは昨年9月だった。最寄りの集落で住民に衛星写真を見せると、「ここはアメリカの方が造ったところじゃないかなと思います。格闘技などをされていて、確かその武道場だったのでは」との返事。集落を後にしてしばらく車を走らせると、のどかな田園風景が深い林道に一変した。うっそうとした林道を抜けると、目の前に建物が見えてきた。

 「まるで映画のセットのようです!」と捜索隊が興奮気味に語る。敷地には円すい形の建物があり、ラッパのような音が鳴り響いている。そこにいたのは米国人男性(36)だった。捜索隊があいさつをすると流ちょうな日本語で「ここは古武術の道場です。今はまだ準備中なので、見ていただくのはオープンしてからの方がいいです」と言われ、引き揚げた。

 それから7カ月。米国人男性から準備ができたと連絡を受けた捜索隊は、再び愛媛へ。再訪すると、男性とその妻(46)が出迎えてくれた。米ペンシルベニア州で生まれ育ったという男性は、幼いころから日本の文化に興味を持ち、居合や柔術を学ぶようになった。16年前に武術修行のために日本の大学に留学した。「武道や茶道、日本では人生を“道”にたとえるところが魅力です。“道”は日本にしかない独特な文化ですね」と語る男性。7年前に結婚し、妻の地元の愛媛県にやってきた。そして、自身が会得した古武術の指導と自然農を行うため、5年前に耕作放棄地になっていた広大な山奥の土地を購入した。

 7か月前には完成していなかった道場も完成しており、その円すい形の屋根には美しく茅(かや)が葺(ふ)かれている。自分たちで石垣を作って、茅葺き職人や地元の大工から伝統技法を学びながら4年以上の歳月をかけて道場を建てたという男性。日本文化と古武術を愛し、自然を大切するライフスタイルに密着する。

 ゲストは、俳優の松本まりかさん、上杉柊平さん。

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