錦織圭選手: 3年ぶりの全仏オープン「ギリギリ戻ってこられました」 引退表明のナダル選手への思いも

錦織圭選手 Getty Images
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錦織圭選手 Getty Images

 2024シーズンのグランドスラム第2戦「全仏オープンテニス」が5月26日に開幕。WOWOWではクレーコートでの激闘を連日生中継。初日は無料放送・ライブ配信で届ける。2021年9月の全米オープン以来、2年8カ月ぶりのグランドスラム復帰となる錦織圭選手が心境を語った。

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 -- 3年ぶりの全仏になりますが、今の心境は?

 3年ぶりなんですね(笑い)。久しぶりのグランドスラムなので、またここに戻ってこられたことは楽しみですし、うれしいです。体調も良さそうなので試合に向けて、しっかり準備したいと思います。

 --出場を決めたのはいつ頃だったのでしょうか?

 昨日(5月23日)ですね。

 --身体の状態はどうですか?

 (3月の)マイアミの後、痛みがなかなか引かず、やっとギリギリ戻ってこられました。グランドスラムで復帰戦を迎えるというのは、ハイリスクなところはあるんですけど、タイミングがたまたま重なったというのもあります。ここに戻ってくる事は重要なので。まずは1回戦を突破することと、痛みが出ないようにしたいと思います。

 --シナー選手と練習していましたが、経緯ふくめて感想をお聞かせください。

 コーチがセッティングしてくれたんですけど、先週から何度かトップ10の選手と練習する機会がありました。100位の選手と10位の選手、さらにシナーとなると、またレベルが違うので、自分のテニスも引き上げることができています。しっかりとした強さを感じることができて、あれだけのパワーヒッターで、アングルや高さのあるスピンを混ぜることもできますし、対峙してみてより強さを感じることができました。

 --シナー選手と打ち合うのは初めてでしたか?

 結構前に打ち合ったことはありました。彼が18、19歳ぐらいの頃に練習したことがあり、今回は2回目でしたが、試合をしたことはないですね。

 --シナー選手との練習後にはどのようなコミュニケーションをとりましたか?

 なにかしらは話したと思いますけど、特に覚えているようなことはありません。

 --5セットマッチに対する不安はありますか?

 それは一番不安ですね。5セット耐えられるかというのは、やってみないと自分にもわからないので、なるべくフルセットまでいかないように戦いたいとは思っています。

 --この全仏を迎えるにあたって、何が1番重要だと思いますか?

 緊張したり硬くなったりすると思いますが、この1週間は良い感じで練習はできているので、なるべく平常心を保ってやりたいと思っています。

 --今季での引退を表明しているナダル選手は最後の全仏になりそうです。どのような印象ですか?

 正直もう一度対戦したかった思いはあります。ナダルもフェデラーと同じでケガの影響もあると思います。試合でのあれだけの活動量を見ていたら身体は酷使しているだろうし、つらかったんだろうなと思います。今も痛みはあると思うので、その中であれだけ戦っているというのはすごく尊敬しています。

 --ナダル選手はどのような存在でしたか?

 過去に対戦してみて、自分が自信を得られたこともあったし、何度も壁となり立ちはだかられたときもあります。でも彼のおかげで自分が成長できましたし、やっぱり偉大な選手である事は変わりないと思います。

 --この全仏にかける意気込みをお聞かせください。

 自分にとって最良のテニスができるように、というのをまずは目標に1回戦突破を目指して頑張ります。

 --日本で応援しているファンの皆さんはメッセージをお願いします。

 久しぶりの全仏オープンとなりますが、全力を出して頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

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