機動戦士ガンダムSEED FREEDOM:話題のズゴック裏話 ジャスティスは中に入るのか? 初期案も

「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のスタッフトーク上映会第3弾の様子(c)創通・サンライズ
1 / 1
「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のスタッフトーク上映会第3弾の様子(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの完全新作劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のスタッフトーク上映会第3弾が4月23日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、福田己津央監督、メカニカルアニメーションディレクターの重田智さん、CGアニメーションメインディレクターの佐藤光裕さん、制作担当の池谷浩臣さんが登場した。「SEED FREEDOM」には、ズゴックが登場することも話題になっており、福田監督らスタッフがズゴックの裏話を明かした。

ウナギノボリ

 ズゴックは、アスラン・ザラが乗るインフィニットジャスティスガンダム弐式の姿を隠すための仮初の姿として登場した。アスランがズゴックに乗って登場し、中からインフィニットジャスティスガンダム弐式が現れたことに驚かされた人も多かったようだ。

 福田さんは、ズゴックのデザインについて「最初はアーマーみたいだった。大河原(邦男)さんが出したのは胴体が大きかった。いろいろなズゴックを作った。最終的にシャア(シャア専用ズゴック)に近くした」と明かした。

 「ズゴックにインフィニットジャスティスガンダム弐式が入るのか?」と話題になると、重田さんは「どうやって入るか?と言うと、アニメだからとしか……」と語った。

 立体化を臨むファンの声も多く、重田さんは「担当者が(インフィニットジャスティスガンダム弐式を)紙で巻いてズゴックになるか試したみたいです」とコメント。バンダイスピリッツの担当者と重田さんが検証したこともあったようだ。

 福田監督は、ズゴックの活躍について「ズゴックの戦闘シーンは指示をしていない。見た瞬間に笑いました。デザインした人がアクションを作ってくれた」と話した。

 上映会では「SEED FREEDOM」の興行収入が40億円を突破したことを記念して、CGチームが制作した映像も公開。ピンクのハロの中からズゴックが登場し、さらに中からインフィニットジャスティスガンダム弐式が現れ、最後にアスランが登場し、「40億突破!満員御礼」と祝福する映像で、会場に集まったファンから大きな笑いが起きた。

 「SEED」シリーズの「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月~2003年9月に放送され、続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が2004年10月~2005年10月に放送された。「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」は「SEED DESTINY」の続編で、福田監督らテレビアニメのスタッフが再集結した。劇場版は、2006年に制作が発表されたものの、その後は長らく続報が途絶えていた。発表から約18年の時を経て、1月26日に公開され、興行収入が44億7000万円を突破するなどヒットしている。

アニメ 最新記事