1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（3月30日～4月5日）は、今田美桜さんが4月13日スタートの連続ドラマ「花咲舞が黙ってない」（日本テレビ系、土曜午後9時）の制作発表会見で話した内容や、荒木飛呂彦さんの人気マンガを高橋一生さん主演で実写化したNHKのドラマ「岸辺露伴は動かない」の新作エピソード（第9話）「密漁海岸」が総合で5月10日午後10～11時に放送されることが話題になった。前後編で取り上げる。

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　NHK大河ドラマ「光る君へ」（総合、日曜午後8時ほか）で主人公・まひろ（紫式部）を演じる俳優の吉高由里子さんが3月30日、滋賀県大津市の石山寺を初めて訪問した。同地は、平安時代に紫式部本人も参拝したと言われている。吉高さんは「紫式部が実際に来ていた場所に、今生きている私が訪れていること。同じ風景を見ていたんだな、と感慨深くなりました。一つ一つの瞬間を記憶におさめて帰りたいです」と語った。吉高さんは参拝後は、石山寺座主の鷲尾龍華さんと対談した。

　4月7日スタートの連続ドラマ「ACMA：GAME　アクマゲーム」（日本テレビ系、日曜午後10時半、第1話は午後10時から）の制作発表がこのほど、東京都内であり、主演の間宮祥太朗さんらキャストが登場した。間宮さんは「去年の10月から撮影をしまして、プロジェクトとしても、描いている世界観も大きく、一つのドラマとしてはなかなかのスケールになっています。一同、『当てる』という思いを持って撮影してきました。『ACMA:GAME』を楽しんでいただいて、それが一つのムーブメントになっていけば、すごくうれしく思います」と思いを語った。

　俳優の松本若菜さんが、向井理さん主演の連続ドラマ「テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官」に出演することが31日、明らかになった。松本さんは、交番勤務の警察官、多家良啓介（向井さん）の元婚約者で、ある事件をきっかけに姿を消し、多家良が探し続ける謎多き女性、柊麻美を演じる。併せて、多家良のかつての同僚である警視庁のメンバー役で結木滉星さん、橋本じゅんさん、梶原善さんの出演も発表された。結木さんは、ひかり（内田理央さん）が配属となった6係の統括主任であり、多家良のかつての後輩・山本貫太、梶原さんは、同じく6係の係長・堀北隆司、橋本さんは警視庁捜査1課の刑事・坂本正隆を演じる。

　俳優の石原さとみさんが4月1日、テレビ朝日本社（東京都港区）で行われた同局の入社式にサプライズ登場した。石原さんは、一人一人に直接、社員証を渡した後、「新しい環境で、新しい人たちと新しいことをするってすごく緊張するし、不安だと思うのですが、私はチャンスだと思います。どんどん恥をかいて、とことん失敗して、今まで培ってきたプライドなどを全て捨てて、素直で楽しめる人になってもらえたら。そして、どこまでも自分自身の伸びしろを信じてください」とエールを送った。さらに、石原さんは新入社員を、4月9日にスタートする自身の主演ドラマ「Destiny」（テレビ朝日系、火曜午後9時）の試写会に招待し、「また会えたらうれしいです」とにっこり。入社式には、新人アナウンサーの三山賀子アナ、松岡朱里アナらが出席した。

　荒木飛呂彦さんの人気マンガを高橋一生さん主演で実写化したNHKのドラマ「岸辺露伴は動かない」の新作エピソード（第9話）「密漁海岸」が、総合で5月10日午後10～11時に放送されることが1日、分かった。BSプレミアム4Kでは、5月5日午後1～2時に先行放送されることも発表された。「密漁海岸」では、露伴（高橋さん）が、どんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビと対峙（たいじ）する。森嶋初音役で蓮佛美沙子さん、トニオ・トラサルディ役でアルフレド・キアレンツァさんが出演する。

　杉野遥亮さん主演で7月にスタートするWOWOWの「連続ドラマＷ-30『磯部磯兵衛物語～浮世はつらいよ～』」に、俳優の鈴木福さん、長濱ねるさん、津田寛治さん、お笑い芸人のマキタスポーツさん、俳優の三宅弘城さん、檀れいさんが出演することが2日、分かった。鈴木さんは、磯兵衛の親友であり武士校の同級生、中島襄、長濱さんは、磯兵衛がよく立ち寄る団子屋の看板娘を演じる。笑顔と愛想を振りまく、常連客のマドンナ的存在で磯兵衛も簡単にとりこになる。津田さんは天才発明家の平賀源内、マキタスポーツさんは磯兵衛を目の敵にする浪人の志賀大八、三宅さんは伝説の剣豪、宮本武蔵の幽霊、檀さんは磯兵衛を一心不乱に溺愛する母上を演じる。

　今田美桜さんが2日、13日スタートの連続ドラマ「花咲舞が黙ってない」（日本テレビ系、土曜午後9時）の制作発表会見に登場。主人公の花咲舞を演じる今田さんは「正直プレッシャーがなかったかと言われると、あります」と心境を吐露しつつ、「大好きな作品でもあるので、リスペクトを込めながら、新しいみなさんと一緒に、新しい『花咲舞』を作っていけたら」と意気込みを語った。会見では、原作者の池井戸潤さんからキャストにあてた手紙も代読され、最後に「花咲よ、風になれ」というメッセージが読み上げられると、今田さんは「本当に風になりたいというか（笑い）、それぐらい勢いのある女の子を演じられたらいいなと思っています」とにっこりした。