タレントのなえなのさんが、篠原涼子さんとバカリズムさんがダブル主演を務める連続ドラマ「イップス」（フジテレビ系、金曜午後9時）の初回（4月12日放送）に出演することが明らかになった。スキャンダルが発覚した人気アイドルを演じるなえなのさんは「取材班の皆さんに突然囲まれてインタビューされる形だったのですが、リアルすぎて本当にハラハラしてせりふ飛んじゃいそうでした（笑い）」と出演の感想を語っている。

あなたにオススメ

2027年大河ドラマ主人公・小栗忠順とは？　近代日本に欠かせない人物

　ドラマは、完全オリジナルのミステリーコメディーで、タイトルの“イップス”は心理的な葛藤やプレッシャーで、できていたことが急にできなくなる症状。篠原さん演じる小説を“書けなくなってしまった”ベストセラーミステリー作家・黒羽ミコと、バカリズムさん演じる事件を“解けなくなった”エリート刑事・森野徹という、ともに“イップス”という悩みを抱えた絶不調バディーが、互いを補い合い、小気味よい会話劇を繰り広げながら犯人を追い詰めていく様をコミカルタッチに描く。脚本を放送作家のオークラさん、監督はバカリズムさんが脚本を担当した「素敵な選TAXI」でもメガホンをとっていた筧昌也さんが務める。

　初回では、5年もの間新作が書けず、コメンテーター業にいそしむも「なんにでもクビつっこむんじゃねえ」とたたかれてイライラが募る日々を送るミコと、ある出来事をきっかけに事件を解けなくなり、ファンだったミコにもアンチコメントを書き込んでいた森野が出会う。元アイドルという経歴を持つ人気熱波師・電撃ウィッチ麻尋（トリンドル玲奈さん）がプロデュースするサウナ施設で出会った2人だったが、そこで反社組織の竹内渉（山口大地さん）の死体が見つかる。ミコは、「生の死体見るの初めて」とテンションが上がる一方、森野は事件に遭遇したことでイップスの症状が出てしまう……。

　お笑いトリオ「東京03」の角田晃広さんの出演も発表された。角田さんが演じるのは、ミコがコメンテーターを務める朝の情報番組「朝キュン」の司会者、萩原らくだ。取り上げた情報についてコメンテーターにテンポ良く意見を求めるも、深いところまでは切り込まずノリで番組を回すという役どころで、角田さんと親交が深いオークラさんの熱望で出演が実現。２話以降の「朝キュン」のシーンでも登場する予定。

　なえなのさんが演じるのは、人気アイドル・夏目楓。清純派アイドルとして勢いのある中で不倫が発覚。謝罪会見をしている模様が「朝キュン」で取り上げられたが、ミコの鋭い洞察力で会見時の発言は“うそ”だと指摘されてしまうという役どころだ。

　◇角田晃広さんのコメント

　主演が篠原涼子さんとバカリズム。そして脚本がオークラさん。楽しみでしかないこのドラマに参加できてうれしい限りです。今のところ撮影したのは一日なので、ただただ楽しくあっという間に終わってしまいました。なのでこのドラマの行方をあまり知らない状態でもあります。参加させていただきながら、視聴者としても楽しみにしていられる最高の状態です。現場では見ることの出来なかった篠原さんとバカリズムの掛け合いを、視聴者の皆さんと一緒に楽しみにしております。4月12日が待ち遠しい！

　◇なえなのさんのコメント

　私は熱愛報道が出てしまったアイドルを演じさせていただきました。取材班の皆さんに突然囲まれてインタビューされる形だったのですが、リアルすぎて本当にハラハラしてせりふ飛んじゃいそうでした（笑い）。カメラが回る前まではみんなで世間話をしたりとあったか～い現場でした。

　以前、別の作品でご一緒した筧（昌也）監督にまたお会いできてうれしかったです！“覚えてる？”と聞かれましたが、ちゃんと覚えています（笑い）。主演お二人の絶不調バディのやり取りがめっちゃ面白いです！　ぜひご覧ください。