海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の當真あみさんが、3月26日に放送されるNHKのドラマ「ケの日のケケケ」で主演を務めることが2月19日、明らかになった。當真さんはテレビドラマ初主演。ドラマ脚本家の登竜門として知られる「創作テレビドラマ大賞」の第47回受賞作を映像化した作品で、感覚過敏の高校生(15歳)の少女・片瀬あまねを演じる。
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當真さんは「私が演じたあまねは、光や音に敏感で、食べられる物と食べられない物などがある感覚過敏の女の子です。感覚過敏とは何か、あまねはどんな世界で生きているのかを知る必要があり、感覚過敏を知っていく中で自分にとって普通だと思っていたことが全くそうではないということに気付かされました」と明かし、「個人差があり、人それぞれな感覚。どうにもならないことばかりでも自分が自分でいられるよう努力するあまねの姿とともに、感覚過敏について見る方に知っていただけるとうれしいです」と語っている。
ドラマは、第47回創作テレビドラマ大賞を受賞した27歳の脚本家・森野マッシュさんのデビュー作。“感覚過敏”の一人の高校生の少女が、仲間とともに自分の居場所づくりをしようとする姿を描く、「令和時代の新たな青春物語」だ。
あまねの理解者・進藤琥太郎を奥平大兼さんが演じ、尾野真千子さん、岡山天音さん、山田キヌヲさん、板橋駿谷さんらが出演する。
片瀬あまねが生きる世界は、刺々しくうるさくて、過剰にまぶしい。感覚過敏と共に生きるあまねが入学した東高校には、部活動への入部を強制する校則が存在した。聴覚、視覚、味覚が特に過敏で、昼休みを教室で過ごすことも難しいあまねにとって、部活は非常に難易度が高い。
そこであまねは、同じく部活に入りたくないという同級生・進藤琥太郎と共に、校則を守りながらも人生を休憩したい人のための同好会、「ケケケ同好会」を設立することに決める……。
作者の森野さんは「『ケの日のケケケ』は、私が思う愛おしい人たちをたっぷり詰め込んだお話です。希望を探そうとすることすらしんどくて、上どころか前すら向けないし、歩くとか絶対無理。そういう日々の中で観てもつらくならない作品を目指して書きました。どうか、楽しんでいただけますように!」とコメントを寄せた。
「創作テレビドラマ大賞『ケの日のケケケ』」は、3月26日午後10時~同44分にNHK総合とBSプレミアム4Kで放送される。
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