海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の小芝風花さん主演の木曜劇場「大奥」(フジテレビ系、木曜午後10時)の第5話が、2月15日に放送された。終盤で倫子(小芝さん)が家治(亀梨和也さん)に涙で告白し、その後、思いが通じ合ったキスシーンがあり、視聴者が「ついニヤけてしまった」と盛り上がった。
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「大奥」は、同局で2003年6月に連続ドラマ「大奥」を放送して以来、3本の連続ドラマ、6本の単発ドラマを放送。2006年12月には映画が公開され、2007年には舞台も上演された。連続ドラマとしては19年ぶりとなる今シリーズは、東映とタッグを組み、全編オール京都ロケを実施。江戸時代中期を舞台に、のちの第10代将軍・徳川家治と政略結婚させられた主人公・五十宮倫子(小芝さん)を巡る大奥の物語が展開する。
第5話は、家治が側室のお知保(森川葵さん)へ御渡りし、倫子はつらい思いを募らせていた。そんな中、家治はオランダ商館長を江戸城に招く際、もてなしに琴を披露したいと告げる。多くの者が名乗り出る中、「御台はどうだ」と促す家治だったが、倫子はうつむいたままだった。
すると、松島の局(栗山千明さん)の推挙もあり、お知保が名乗りを上げ、琴の演奏はお知保に任されることに。琴なら倫子も得意だと悔しがるお品(西野七瀬さん)だが、今の倫子は「上様がお知保を選んだ」と力なく返すだけだった……。
暗い過去を持つ家治を脅して政治の実権を握ろうとする田沼意次(安田顕さん)のたくらみは続き、田沼は武家伝奏に久我信通(鈴木仁さん)を就任させる。信通の姿に倫子は動揺。家治も信通が倫子の手紙の相手だと気付く。田沼が倫子と信通は知り合いだろうと言うと、家治は、知り合いならこの後、2人で話すが良いと伝える。倫子と話す機会を得た信通は、倫子の母が病に伏せっていることを伝え、一緒に京に帰らないかと告げる……と展開した。
信通は倫子に城を抜け出す計画を持ちかける。それには松島や田沼が裏で糸を引いており、抜け出したところを捕まえて、“不届き者”として御台の立ち場を危ういものにしようという算段だった。だが、倫子は松島の監視の目をくぐり抜け、信通との待ち合わせの場所に現れる。
そこで倫子は信通に「京には戻らない」と告げ、城へと戻る。すると家治が外廊下で待っており、「遅かったな」と優しく告げた。そこにリンドウの花が植えられていることに倫子が気付くと、家治は「(リンドウには)病に勝つという意味が込められているからな」と倫子の母の病を思って植えさせたといい、「わしにとっても大事な母であろう」「夫婦(めおと)だからな」と胸の内を伝えた。
家治の優しさに触れた倫子は涙を流し、「心を捨てたなんて言わないでください。私はずっとつらかったのです。上様が他のおなごと過ごしている間、つらくて苦しくて……」と正直な思いをぶつける。「しかし、わしと過ごせばどんな地獄を見るか分からんぞ」という家治に、倫子は「私は上様の妻として生きたいのです」「この城で誰よりも寂しそうなあなたさまを幸せにしたい」と決意を伝えた。
そのあと、倫子は家治に「好きです」と真っすぐに思いを伝え、2人はくちびるを重ねた。
この展開に、SNSでは「やっと、上様と御台様が結ばれて、うれし過ぎる」「上様と御台様のキスシーン美しかった」「今日の大奥はたくさんキュンキュンしたな」「体温が1度くらい上がった気がした」などの声が上がり、盛り上がった。
また、その直後に側室のお知保が懐妊したことが分かり、次回から第二章となるが衝撃の第一章の幕切れに、「切ない」「地獄過ぎるよおおぉ」といった声もあった。
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