海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
テレビ朝日系の連続ドラマ「マルス-ゼロの革命-」(火曜午後9時)でヒロイン・貴城香恋を演じる吉川愛さん。香恋は、主人公の「ゼロ」こと美島零(みしま・ぜろ、道枝駿佑さん)が始動させた動画集団「マルス」のメンバーだが、時折見せる不審な視線や行動から、視聴者から「怪しい」といった声が上がるなど、謎多き今作のヒロイン。吉川さんに、香恋を演じる上で意識していることなどを聞いた。
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ドラマは「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系、2019年)などで知られる脚本家・武藤将吾さんのオリジナル作。落ちこぼれ高校生たちが、謎の転校生ゼロに扇動され「マルス」という動画集団を結成し、社会に反旗を翻(ひるがえ)していく。
吉川さん演じる香恋は、精神年齢が高く頭も切れる“サバサバ女子”で、ゼロが始動させた「マルス」に図らずも加入してしまった。
“サバサバ女子”という役柄を「演じる機会が多いんです」と話す吉川さん。
「顔が強そうに見えるから、そういう役をいただくことが多いのかな?と。真顔だと怒っていると勘違いさせてしまうくらい目力が強いと言われますし、声も低いので(笑い)。性格自体もサバサバしていると言われることが多いので、私に合っているのかなと思います」
今作は原作のないオリジナルストーリーだが「次の展開がまったく読めないんです。結末も何も聞いていないので、今後どうなっていくのか分からず、先々を考えた役作りが難しくて……」と苦笑する。
そんな中、監督やプロデューサーから唯一「女の子に嫌われる女の子でいてほしくない」とオーダーがあったと明かす。
「なので(視聴者に)憧れられるまではいかないにしても、カッコいいと思っていただけるように香恋を演じています。もう一つ意識していることでいうと、あまり笑わないでいること。『マルス』チームの中で、皆がワイワイしていても、香恋はその輪に入らず、遠目で見ているというか……皆を“客観視している感じ”を意識しています」
ただ「私自身、まだまだ香恋をつかめていないんです」と吐露する。
「香恋がどういう性格の子なのか、脚本を読んでいても、演じていても、いまだによく分からないんです。本当につかみどころのない女の子だなって思います。そういうキャラクターが好きなので、私自身、この先の展開を楽しみにしながら演じています」
同じ「マルス」メンバーで、「アイコン」こと幼なじみの逢沢渾一を演じる板垣李光人さんとは、連続ドラマ「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(読売テレビ・日本テレビ系、2021年)でダブル主演を務めていた。
板垣さんの印象を聞くと「空気感はまったく変わらないのですが、以前よりも打ち解けられているのかな(笑い)? 板垣さんとはすごく自然体で話すことができるので、一緒にいて落ち着ける存在です。どんな話をしていたか覚えていないぐらい、くだらない話をいつもしています」とほほ笑む。
板垣さんをはじめ「マルス」メンバーは、同年代のキャストが多いが、撮影現場の雰囲気はとても良いそうだ。
「キャスト同士はちょうどいい距離感といいますか……休憩中は、それぞれが一人だけでいることもあって、でも話したくなったら近くの人に話しに行くみたいな。一緒にいて気を使わなくていいのが楽です」
キャストの中で自身は「ツッコミ役」だそう。「泉澤(祐希)さん以外、みんな天然なので、ツッコんでいることが多いです。道枝さんと板垣さんが、楽しそうにイチャイチャしている時とか……『距離近っ!』ってツッコんでます」と、楽しげに語った。
「マルス-ゼロの革命-」は2月13日に第4話が放送。第1~3話はTVerで無料配信中。
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