海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
人気刑事ドラマ「相棒 season22」(テレビ朝日系、水曜午後9時)第14話「亀裂」が1月31日に放送され、ゲストの小林隆さんの名演に反響の声が相次いだ。
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同話では、有名美術コレクター・道明寺(小林さん)のコレクションルームで男性の遺体が発見され、全美術品が持ち去られる事件が発生。道明寺は、杉下右京(水谷豊さん)とチェス喫茶で一局交えていた人物で、右京は彼のことを「策士」と評していた。
捜査1課は、ここ1カ月で2件発生していた美術品強盗事件の窃盗グループの仕業とみたが、右京は犯人グループの手口がこれまでと違っていたことに疑問を抱いた。
捜査が進み、窃盗グループが逮捕される。道明寺宅で発見された遺体の身元はグループの一人で、仲間割れで死んでいたことも判明。しかし、彼らは自分たちが盗みに入ったときに美術品は既に無く、道明寺宅の美術品を盗んだのは自分たちではないと主張した。
一方、特命係は独自捜査を続け、道明寺宅から美術品を盗み出したのは、道明寺が支援していた洋画家の横井正孝(小野健斗さん)だと突き止めた。また、道明寺宅に強盗に入るよう窃盗グループを仕向けたのも、道明寺が支援していた陶芸家の島川雪乃(清水葉月さん)だった。
余命3カ月を宣告されていた道明寺。道明寺は自身がこの世から消えるのに、自身のコレクションがこの世に残り続けることに嫌気が差すようになり、美術品をすべて自分とともに火葬にしてほしいと遺言しようとしていた。
この暴挙を知った島川と横井は、それぞれ阻止しようと試みた。島川はダークウェブを通じて窃盗グループに強盗を依頼したが、それよりも早く横井が美術品をすべて盗み出していたのが、事件のあらましだった。
道明寺は「私が身勝手な遺言を残そうとしたばっかりに、2人を犯罪者にしてしまった……」と嘆いたが、右京は「演技は結構。すべてあなたの計画通りだったはずですよ」とピシャリ。右京は、道明寺が島川と横井に犯罪を犯すよう仕向けたと喝破する。道明寺は「孤独」こそが芸術性を高めるものだと考えており、2人を犯罪者にして孤独にさせようとしたのだった。
道明寺は一転、それまでの態度をひょう変させ、横井に対し「君たちの成長のためなんだ! これが私の愛なんだ」と語気を荒げた。これに右京は「それは単なるあなたのエゴです!」と怒り、その後「真の愛情とは、手放すことではないですか?」と諭した。
物腰の柔らかい紳士的な人物かと思いきや、最後に自己中心的な本性があらわになった道明寺。演じた小林さんに、視聴者からは「小林隆さんの名演光る良い回だった」「さすがだったな小林隆さん」「小林隆さんの鬼気迫る演技素晴らしかった」「善性の塊、腰の低いおじさん演技に定評のある小林隆さんだからこそ、最後にだまされた」といったコメントがSNSで続々と上がっていた。
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